フルセグ対応7インチIGZOディスプレイ搭載、ドコモ2013夏モデル『AQUOS PAD SH-08E(シャープ)』特集:ファーストインプレッション by @Nexus_K ( 2013-08-22 20:30:00 )
NTTドコモ(以下、ドコモ)の2013年夏モデルとして発表され、8月2日より販売開始となったAQUOS PAD SH-08E(以下、SH-08E)を購入したため、今後数回に分けてレビューをお送りする。
まず、今回は、2012年12月にauから発売された初代AQUOS PAD SHT21(以下、SHT21)との比較を交えてファーストインプレッションをお送りする。
1. 飛躍的に向上した基本スペック
SHT21と比べて最初に語るべきポイントは基本スペックが飛躍的に向上した点であろう。
下記の表の通り、SH-08EはCPUがクアッドコア、RAMが2GBとなっており、SHT21ではスペック不足を感じいた人にもお勧めできるほぼ最新のスペックとなっている。
機種 | AQUOS PAD SH-08E(NTTドコモ) | AQUOS PAD SHT21(KDDI) |
CPU | Snapdragon 600 APQ8064T 1.7GHz クアッドコアCPU |
Snapdragon S4 MSM8960 1.5GHz デュアルコアCPU |
RAM | 2GB | 1GB |
ROM | 32GB | 16GB |
ディスプレイ | 約7.0インチ 約1678万色 IGZO (1200×1920ドット WUXGA) |
約7.0インチ IGZOディスプレイ (800×1280ドット WXGA) |
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 約190mm×107mm×9.9mm | 約190×106×9.4mm |
重量 | 約288g | 約272g |
バッテリ容量 | 4,200mAh | 3,460mAh |
カメラ(外側/内側) | 約810万画素/約210万画素 | 約808万画素/約31万画素 |
OS | Android 4.2 | Android 4.0 |
また、ディスプレイがWUXGAというフルHD(1080×1920)を超える高解像度になった事で、目視ではドットを認識することは困難なレベルになった。
その為、ニュースサイトや電子書籍が読みやすくなり、筆者自身よく電子書籍を読むため、より持ち歩きたいデバイスになったと感じている。
更に、サイズ、重量は若干増えているが、その分バッテリ容量が3,460mAhから4,200mAhと増量している。
CPUやディスプレイ解像度などのハードウェアスペックの向上が図られた分、バッテリの持ちが心配になるが、それに対してバッテリ容量を増量したという所であろう。
2. ワンセグを凌駕する高画質なフルセグに対応
基本スペックの違い以外にも、SH-08Eには、SHT21になかったものが搭載されていたり、変更が加えられていたりする。
まずはなんと言っても、「フルセグ対応」であろう。
SH-08Eはフルセグメント放送、つまり、地上デジタルテレビ放送を視聴することが出来る。
ただし、スマートフォンやタブレットのようなモバイル機器のアンテナでは受信感度が低く、視聴可能なエリアは限られてくるという問題点がある。
そのため、SH-08Eの卓上ホルダの背面には、テレビ用のアンテナケーブルを接続する端子が付いており、そこにアンテナケーブルを接続することで、テレビ同様、安定してフルセグの視聴が出来るようになる。
使用可能な環境は限られてくるものの、使用してみると便利な機能で、先日も居酒屋でお酒を飲みながらサッカー日本代表の試合を観戦し、ワンセグと比べものにならない画質の良さに筆者共々その場にいた全員が感心した程である。
3. こんな所も変わった!?意外な変更箇所
他にも色々と変更となっている箇所は多い。ここではその一部をご紹介する。
まず、キャップレスなイヤホンジャックが搭載された点である。
SHT21はそもそもイヤホンジャックすら搭載されておらず、microUSB-3.5φL型変換ケーブルを使用する必要があった。
加えて、AQUOS PHONE SH-06Eと同様、音響リアリティエンジン「FEEL musician」を搭載しており、SH-08Eも音楽再生に力を入れていることが分かる。
続いてユーザインタフェース(以下、UI)では、SHT21がタブレット向けのUIであったのに対して、SH-08Eはスマートフォン向けのUIとなっており、ナビゲーションキーは下側、通知領域、トグルスイッチは上側に設けられている。
Google自身がAndroid 4.1以降、Nexus 7(2012/2013)、Nexus 10にてスマートフォンUIを採用したという点と関係あるのだろうか。
いずれしろ、同じUIの場合、Androidスマートフォンを使用しているユーザが直ぐに使いこなせるようになると考えられるため、この辺はGoogle準拠で正解かもしれない。
また、SH-08EはSHT21同様NFCに対応しているが、SHT21がNFCの文字が入っていたのに対して、おサイフケータイのロゴとなっている。しかし、おサイフケータイには対応しておらず、トルカに対応しているため、このロゴになっている。また、NFCによる決済も不可能である。
4. まとめ
AQUOS PAD SH-08Eのファーストインプレッションということで、初代AQUOS PADであるSHT21と比較を交えてレビューを行った。
スペックの向上、新機能の搭載により、SHT21以上に持ち歩きたいタブレットに進化したことが分かった。
また、ソフトウェア面では「FEEL musician」を搭載するなど、2013年モデルのポイントとなる機能もしっかり抑えている。
次回は、SHT21では出来なかった音声通話機能についてレビューを行う。
[執筆:Nexus_K]
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タブレットソリューションを手掛けるシステムエンジニア。 プライベートでもタブレットのことばかり考えている無類のタブレット好き。
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- AQUOS PAD SH-08E NTTドコモ製品情報
http://www.nttdocomo.co.jp/product/tablet/sh08e/
- AQUOSPAD SH-08E シャープ公式サイト
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