4月18日(木)より店頭発売中!僅か9,975円で買える10.1インチWi-Fiタブレット『dtab』のTVへの画面外部出力機能・動画連続再生時間・製品保証 by @Nexus_K ( 2013-04-22 07:00:00 )
遂に、4月18日からdマーケットの映像・コミックなどが楽しめる10.1インチWi-Fiタブレット『dtab』が、ドコモショップなどのドコモ取扱店の店頭で購入可能となった。
第1回の特集では、外観とソフトウェアの基本機能について、前回の特集は購入前チェックポイント前編として、セキュリティ対策およびdビデオ・dアニメのコンテンツの扱いについて解説したが、今回の後編では、画面外部出力機能・動画連続再生時間・製品保証にについて紹介する。
TVへの画面の外部出力
1人、もしくは、数人程度で見る場合は、dtabのサイズでも問題ないが、大人数で見る場合は、厳しいだろう。そのような場合に、画面をテレビなどに出力出来ると非常に助かるであろう。
それでは、dtabは外部出力機能が搭載されているかチェックする。
今回は市販のエレコム社製MHLアダプタを用いてHDMIにより、テレビに出力可能か試みた。
端末側に挿すmicroUSB端子(オス)と外部出力用のHDMI Type A端子(メス)、給電/充電用のmicroUSB端子(メス)が備え付けられている。
それぞれの端子にケーブルを接続し、テレビに出力を試みた。すると、テレビに端末の画面が映し出され、且つ、端末の通知領域にHDMI接続している旨と充電中である旨を示す通知が表示された。
HDMI接続のメッセージ部分をタップすると、外部出力時の設定画面が表示された。
この画面では、出力する解像度及びリフレッシュレートを4種類の中から選択できる。また、出力先の画面に表示領域が収まりきらない場合は、横長、縦長のシークバーを左右に調整して、上手く収まりきるように調整できる。縦横比を固定しながら調整できるため、縦長になりすぎたり、横長になりすぎたりせず、簡単に調整出来る。
更に、外部出力中は、端末の画面を消灯したとしても、出力先には画面が映し出されたままになり、動画再生中は、端末の画面を消灯しておくという使い方が出来ることが分かった。
動画連続再生時間
キャンペーン価格での購入条件として、dビデオの6ヶ月加入があるが、ドコモとしても、動画コンテンツを楽しんで欲しいということであろう。しかし、動画コンテンツを楽しむ上で気になるのが、バッテリの持ちである。
そこで、今回は、以下の条件下でdビデオの動画コンテンツを連続再生し、検証を行った。
- Wi-Fi、GPS、Googleアカウント自動同期をオン
- 画面の明るさを自動調整とし、スマートバックライト、あざやか表示をオン
- Dolby Digital Plusをオン
- 動画コンテンツはダウンロード済のものを使用
検証の末、11時40分よりバッテリ残量100%の状態で検証を開始し、21時前に残量が0%という結果になった。
約9時間もの間、動画を再生し続けたことになる。休日にまとめて動画を見る分には十分な結果であると感じた。
また、検証中は端末の温度が30度を上回ることはなかった。夏場になると異なる結果が出るかもしれないが、現時点では、背面がアルミニウム素材だからといって、熱くて持てないということはないと思われる。
製品保証・故障対応
dtabは、従来ドコモから発売されてきたタブレットやケータイとは異なり、回線契約を伴わないWi-Fi専用端末ということで、製品の保証や修理に掛かる費用負担について気になるところだ。
通常、回線契約を伴う端末の場合、ドコモプレミアムクラブに加入しているユーザは、修理の際に、プレミアムクラブ安心サポートが適用され、ユーザが負担する修理費用は抑えられている。
具体的には、保証対象故障の場合は、購入後3年間に限り無料で修理を受けられ、また、保証対象外故障の場合でも、同様に購入後3年間に限り、5,250円を超過する費用が発生したとしても、超過分は請求しないというサービスである。
さて、回線契約が不要なdtabの場合が、製品保証・故障対応はどうなっているか、次の2パターンについて、ドコモインフォメーションセンターに確認を行った。
- 【パターン1】ドコモ回線を所持しており、キャンペーンを適用してdtabを購入
※既存回線はドコモプレミアムクラブ加入済とする
- 【パターン2】ドコモ回線を所持しておらず、キャンペーンを適用せずにdtabを購入
ドコモインフォメーションセンターからの回答は、いずれの場合も、保証書に記載の通り、購入日から1年間のみ保証書対象内故障は無料にて修理、保証対象外故障については、修理に掛かった費用を全額請求するというものであった。
これは、ドコモにおいて、dtabが付属品という扱いになっているため、上記のような対応になるとのことである。
また、バッテリの交換は故障受付窓口にて本体を預かっての対応となっており、交換にかかる費用は5,722円である。
まとめ
3回にわたり、dtabのレビューを行ってきたが、キャンペーン価格で僅か9,975円、定価でも25,725円という廉価な製品であるにも関わらず、決して安かろう悪かろうではないことが分かった。
特に動画コンテンツを扱う端末として、画面、音、バッテリのいずれも妥協はなかった。
4月18日から全国のドコモ取扱店でも販売開始し、実機を展示している店舗もあるため、まずは実機を触ってそのレスポンス、機能を是非体感して頂きたい。
また、今回のレビューが、購入の参考になれば幸いである。
[執筆:Nexus_K]
Twitter: @Nexus_K
blog: TAB×TAB http://tabxtab.net/
タブレットソリューションを手掛けるシステムエンジニア。 プライベートでもタブレットのことばかり考えている無類のタブレット好き。
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外観&付属品
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関連URL
- 『dtab』:NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2013/03/21_00.html
http://www.nttdocomo.co.jp/product/2013_spring_feature/dsh/dtab/
http://www.nttdocomo.co.jp/product/tablet/dtab/
- 『dtab』:Huawei Technologies(ファーウェイ テクノロジー)
http://www.huaweidevice.jp/products/dtab/
- docomo Smart Home
http://www.nttdocomo.co.jp/product/2013_spring_feature/dsh/