ドコモ2013夏モデルAQUOS PHONE ZETA SH-06E(シャープ)特集【2】気になるカメラの機能と性能 by @Nexus_K ( 2013-06-17 18:30:00 )
ドコモ2013夏モデルAQUOS PHONE ZETA SH-06E特集第2弾は、カメラの機能と性能について紹介する。
前回記事『 【1】ファーストインプレッション 』 と合わせて参照頂きたい。
AQUOS PHONE ZETA SH-06E(以下、本機)のレビュー第2弾は、本機のウリの1つである「カメラ機能/性能」についてレビューを行う。
シャープと言えば、かつて、カメラ付き携帯電話普及の礎を築いてきた。筆者自身、シャープ製のフィーチャーフォン、普及期初頭の同社製スマートフォンを使用していた事があるが、残念な事にカメラの性能は決して良い物とは思えなかった。
しかし、本機は新開発のカメラ画像処理エンジン「FEEL photographer」と同じく新開発
の「BrightEye」と呼ばれるF値1.9のレンズを採用しており、本機にかける思いが伝わってくる。
カメラ機能をチェック
初めにカメラ機能をチェックする。
カメラ周りのUIはシンプルカメラUIと呼ばれ、アイコンがシンプルに表示されているだけのものであるが、この辺は他社も同様であり、特別な機能は見受けられない。
ズームイン/ズームアウトはピンチイン/ピンチアウトだけでなく、画面を左右になぞることでも可能である。
また、他の端末で見受けられる音量ボタンの上下によるズームインアウトは対応しておらず、それらのボタンはいずれもシャッターボタンが割り当てられている。
同様に上下になぞることで、明るさを調整できるようになっている。
続いて、メニューを確認する。
メニューは大きく、「設定」、「シャッター」、「撮影補助」、「画質」、「その他」の大きく5つに分けられており、大きなアイコンと文字で非常に分かりやすい。
この中で筆者が特に気になったのは「撮影サイズ」と「音声操作」である。
撮影サイズでは、「4K2K」、「FullHd」、「13M」など計5種類から選択可能であるが、写真で「4K2K」、「FullHD」という表現を用いるのは珍しい。
しかし、最近では「4Kテレビ」など耳にする機会も出てきたため、意外とイメージがわき易いのかもいしれない。
音声操作は、先代(SH-02E)にも搭載されていた機能ではあるが、非常に面白い。
音声操作は必要に応じてON、OFFが可能で、仕様出来る音声コマンドは、音声操作ヘルプから確認できる。
反応速度、認識率が気になるが、実際に音声操作を行ったところ、「はい、チーズ」と言ってからコンマ数秒でシャッターが切られた。しかし、5、6回に1回はシャッターが切られなかったこともあり、認識はあまり良くないと感じた。
撮影モードも「人物」、「風景」、「夜景」など定番のモードから、最近のトレンドである「魚眼」、「ミニチュア」などのフィルタ機能もしっかり搭載しており、頼もしい。
ここで注目したのが、「手鏡」モードである。
スマートフォン、フィーチャーフォンに関わらず、とっさの場面でインカメラを手鏡代わりにして身だしなみを確認するというのはよくある話だが、あくまでもカメラ機能であるため、間違ってシャッターを切って音を鳴らしてしまい恥ずかしい思いをした人も中にはいるであろう。
しかし、「手鏡」モードではシャッターは切ることはできない。ただ、画面をタップすることでその時点の静止画像を画面に表示させることが出来る。
作例で見る「FEEL photographer」×「BrightEye」の実力
最後にカメラの作例を見ていく。
これらの写真は、ISO感度、ホワイトバランス、撮影モードすべてオートにて撮影したものである。
※以下、写真をリサイズ加工しているため、オリジナル画像は写真を選択して確認して下さい。
1枚目の写真は、某カフェにて撮影したパニーノである。
一見断面を綺麗に捉えているようだが、店内は暖色系の照明がついていたものの、脱色されたかの如く真っ白になってしまった。
2枚目は某駅前にて撮影した写真である。
撮影時は曇っていて薄暗かったが、敷石までしっかり捉えられている。
3枚目は、夜景であるが、某駅ビル上の観覧車を撮影したものになる。
F値1.9のレンズであるため、夜景でもしっかり被写体を映し出すことが出来る。
しかし、白く靄がかかったかのような画になってしまった。
最後4枚目は、植物を撮影した写真である。
これも実物より若干白く写し出されているが、雫の質感を上手く捉えられている。また、背景もいい感じにぼけていると感じた。
まとめ
本機のカメラ機能はシンプルながらも、音声認識や豊富な撮影モードの搭載、ボリュームボタンのシャッターボタン化など、様々なユーザのことを考えて作られているように感じた。
また、カメラ性能については、「FEEL photographer」、及び、「BrightEye」のおかげか、照明の色が強い環境や薄暗い中でも、被写体をしっかり細部まで写し出せていると感じた。
しかし、実物と比べて白っぽく写る傾向があるため、忠実な写真を撮りたい人には向かないかもしれないので、店頭の実機で試し撮りをしてご自身でチェックして欲しい。
[執筆:Nexus_K]
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タブレットソリューションを手掛けるシステムエンジニア。 プライベートでもタブレットのことばかり考えている無類のタブレット好き。
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ドコモ2013夏モデルAQUOS PHONE ZETA SH-06E(シャープ)特集
【1】ファーストインプレッション
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- ドコモ2013夏モデル新商品・新サービス発表会特集【4】AQUOS PHONE ZETA SH-06E(シャープ)
http://app-coming.jp/462.html
- AQUOS PHONE ZETA SH-06E NTTドコモ製品情報
http://www.nttdocomo.co.jp/product/smart_phone/sh06e/
- AQUOS PHONE ZETA SH-06E シャープ公式サイト
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http://www.sharp.co.jp/products/sh06e/
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