Android（アンドロイド）総合情報サイト AppComing（アップカミング）には、Androidスマートフォン、モバイルルーター、モバイルネットワークフィールドテストなどの情報が満載！！


ホームドコモ2013夏モデル新商品・新サービス発表会特集【4】AQUOS PHONE ZETA SH-06E（シャープ）

ドコモ2013夏モデル新商品・新サービス発表会特集【4】AQUOS PHONE ZETA SH-06E（シャープ）
( 2013-05-23 06:30:00 )

ドコモ2013夏モデル新商品・新サービス発表会 

NTTドコモ2013夏モデル新商品・シャープ製『AQUOS PHONE ZETA SH-06E』を紹介する。

 AQUOS PHONE ZETA SH-06E

ドコモ2013夏モデル新商品11機種の中で『ドコモのツートップ』GALAXY S4 SC-04EとXpera A SO-04Eだけを特別な商品として、他機種と異なるプロモーションや価格設定を行うことを発表しているが、このツートップ以外の9機種を『ドコモの非ツートップ』として紹介していく。

ドコモの非ツートップ新製品の一番バッターとして、明日5月24日（金）に発売されるのが、このAQUOS PHONE ZETA SH-06だ。

AQUOS PHONE ZETA SH-06E

  • シャープ公式YouTube動画

 

AQUOS PHONE ZETA SH-06E「プロダクトデザイン篇」
http:/https://www.youtube.com/watch?v=CX8crZGK8CM


外観は、冬モデルのZETAがやや角ばった印象であったが、今回は4コーナーおよびリアがランドしており、持ちやすいと感じる人も多いだろう。

AQUOS PHONE ZETA SH-06EAQUOS PHONE ZETA SH-06E

高さ138mm×幅70mm×厚さ9.9mmというサイズ感は、女性の片手操作は厳しいものの、スマホの大画面化にともなう大型化の流れとしては、4.8インチディスプレイを搭載しているので標準的だ。

AQUOS PHONE ZETA SH-06E

AQUOS PHONE ZETA SH-06E

AQUOS PHONE ZETA SH-06E

AQUOS PHONE ZETA SH-06E

気になるスペック全般を見ても、ツートップに引けを取らない事は当然ながら、得意の省電力ディスプレイIGZOにより、ドコモが新たに採用したスペック項目の「実使用時間」において、脅威の62.5時間という数字が先日公開された。　朝7時から使い始めると、翌々日の夜21:30頃まで連続使用ができ、実質3日の利用ができることになる。

AQUOS PHONE ZETA SH-06E 

AQUOS PHONE ZETA SH-06E 

Xperia A SO-04Eが約 51.2時間、GALAXY S4 SC-04Eが約 45.1時間と比較してもそれぞれ22%・38％もバッテリーが長持ちするということになる。

その他、SO-04E対比であれば、ディスプレイ：HD→フルHD、Wi-Fi：acドラフト版非対応→対応、インカメラ：31万画素→210万画素、CPU：APQ8064 1.5GHz クアッドコア→APQ8064T 1.7GHz クアッドコア、OS : Android 4.1.2 →4.2.2搭載、おくだけ充電Qi非対応→対応とZETAの良さが目立つ。

SC-04Eとの対比においては、CPUではGALAXY S4が夏モデルで唯一の1.9GHzクアッドコア搭載で、本体重量134g→157g、薄さ8mm→9.9mmということでやや劣るが、防水防塵への非対応と対応の違いという点を考慮すれば重さや薄さの違いは当然の差分レベルでしかない。その他、赤外線通信:▲IrRC（リモコン）のみ対応→対応、NFC:Type A／B方式決済サービス非対応→対応、おくだけ充電Qi非対応→対応といった点ではZETAが良い。


つまり、ツートップと比較すると、防水・ハイスペック・大画面フルHD・バッテリー長持ちならば、新しいZETAが良いということになるだろう。 特に初スマホでフィーチャーフォン（従来型携帯電話、いわゆるガラケー）機能を求める人にはAndroidスマホで早々にそれらをフル実装してきたシャープということで安心できる。

スペックも最新最高レベルであり、買い替えサイクルが2年程度のユーザが購入するとしても推奨しやすいく、2年前に売れたXperia arc・初代のMEDIAS・Xperia acroおよびGALAXY S2からの買い換え需要を主なターゲットとするならば、満足度の高い買い換え機種となりそうだ。

またシャープは、Androidスマートフォンの機種数を絞っている大手3キャリア全てに対して、2013夏モデル端末を供給している唯一のメーカーである点も、各キャリアのニーズに応えることができるメーカーという事で、評価されて然るべき点だといえる。
　

続いて、その他のZETAならではの特徴を紹介する。

メインのリアカメラについては、F値1.9のレンズ、新しい裏面照射型CMOS、得意の光学手ぶれ補正、0.4秒高速起動などの強みがあるが、派手な合成などの機能は用意されていない。

AQUOS PHONE ZETA SH-06E

また写真は、個々の好みやこだわりなどにも依り良し悪しの基準が異なり、かつ製品発表会では十分なテストや比較ができないため、どのメーカーが良いかの言及は避けるが、シャープスマホ2012冬・2013春モデルの傾向からすると、やや暗い場所や料理撮影において、もう一段のレベルアップがなされているか気になる点だ。
ホワイトバランスの調整、色相彩度、鮮やかさまたはリアリティさなど、より簡単に撮影者のイメージした仕上がりに近づけるような機能強化に期待している。　何れにせよ、個々に試し撮りをして、自分の好みの写真撮影が可能かどうかを判断して頂きたい。
　

操作性については、スリープ中に画面をなぞるだけでウェイクさせるSweep ON機能や、端末を振るだけでスリープ状態にできるShake OFF機能は、面倒なボタン操作を不要とし、片手でも簡単に操作できる点が実用的だ。

ドコモの非接触操作機能の「ホバー」も搭載しており、ZETAでは「エアズーム」として、Webページで指をかざすだけで画面を拡大させたり、なぞるような指の動きでスクロール、リンク選択のタップ動作も非接触で行える。　

画面に触れずに操作するメリットとしては、ディスプレイへの指紋や皮脂による汚れを抑制する点が挙げられるが、操作対象が多くないと、その効果は限定的だろう。　また、ロック解除にパターンを設定している場合には、その操作が画面に残らない事もセキュリティ面では良いので、今後の実装に期待したい。
　

最後に価格面となるが、優遇されているツートップと比較をする。

機種 価格 月々サポート 月サポ含む実質価格
機種変更 新規 MNP新規 機種変更 新規 MNP新規
Xperia A SO-04E 78,120円 2,205円 3,045円 3,255円 25,200円 5,040円 0円
GALAXY S4 SC-04E 83,160円 1,995円 2,835円 3,465円 35,280円 15,120円 0円
AQUOS PHONE ZETA SH-06E 74,760円 1,365円 1,365円 3,115円 42,000円 42,000円 0円

ツートップとは異なり、特別な価格設定は用意されないため、機種変更または新規契約時の月々サポートがいずれも月額1,365円で、SO-04E比：機種変更▲840円・新規▲1,680円、SC-04E比：機種変更▲630円・新規▲1,470円と、その開きはかなり大きい。

但し、本体価格が3機種とも異なるため、月々サポートを含む実質金額で改めて比較をしてみると、主なターゲット・購買層となる機種変更の場合は、ZETAが42,000円で、SO-04Eとの差額は16,800円となる。迷うレベルの金額差はあるかもしれないが、スペックの違いなどを考慮して、2年前後使用する前提であれば、ZETAのバリューでその差を埋めることもできるだろう。

SC-04Eとの対比では、僅か6,720円の差でしかないため、先のZETAを選定する理由に当てはまる人であれば、躊躇するレベルでは無いものと思われる。

但し、純新規での実質価格の差はかなり大きいため、選ばれにくい状況になることが想定されるものの、3機種同様に実質0円となる他社から乗り換えMNP新規と、前述の機種変更での購入において、人気の1台になることを想定する。


以上、AQUOS PHONE ZETA SH-06Eの概要となるが、今回の新製品もシャープらしい、また国産機らしい仕上がりで、かつ、スマホで一番気になるとされるバッテリーの長持ちはNo.1だ。　シャープ製品のファン層による買い換えだけではなく、初スマホとしても安心して選べる1台と言えるだろう。
また、『ドコモの非ツートップ』1番バッターであり、かつ、冬モデルのZETAが売れた実績を踏まえ、店頭でより多くのユーザの手に触れられて、選ばれていくことに期待したい。

 　

スペック一覧

  • 製品名 : AQUOS PHONE ZETA SH-06E
  • メーカー : シャープ
  • サイズ : 高さ 138mm × 幅 70mm × 厚さ 9.9mm
  • 発売日 : 2013年5月24日
  • 重さ : 157g
  • 連続待受時間 : 3G：530時間／LTE：460時間／GSM：460時間
  • 連続通話時間 : 3G：750分／GSM：810分
  • 実使用時間 : 約62.5時間　★1
  • 充電時間 : 220分
  • バッテリー容量 : 2600mAh
  • ディスプレイ : 4.8インチ フルHD（1920×1080） IGZO TFT液晶
  • Xi : 受信100Mbps／送信37.5Mbps (800/1500/2100MHz)
  • FOMAハイスピード : 受信14Mbps／送信5.7Mbps
  • OS : Android 4.2.2（Jelly Bean）
  • メモリ : ROM 32GB・RAM 2GB
  • CPU : APQ8064T 1.7GHz クアッドコア
  • カメラ : アウト：裏面照射型CMOS 1310万画素、イン：裏面照射型CMOS 210万画素
  • 無線LAN : IEEE802.11a、b、g、n、acドラフト版
  • おサイフケータイ : ◯
  • NOTTV : ◯
  • ワンセグ : ◯
  • 赤外線通信 : ◯
  • NFC : ◯ Type A／B方式決済サービス対応
  • Bluetooth : 4.0
  • 防水・防塵 : ◯ 防水 IPX5/IPX7
  • おくだけ充電Qi : ◯
  • カラーバリエーション : Blue・White・Red

★1  一般に想定されるスマートフォンの利用（Web閲覧などを約40分、メールや電話を約20分、ゲームや動画、音楽を約15分、その他（アラームなど）を約5分の1日あたり計約80分間の利用）があった場合の電池の持ち時間（NTTドコモ調べ）  

AQUOS PHONE ZETA SH-06E

 

 

 

 

 

GAPSIS
S-MAX