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ドコモ2013夏モデルAQUOS PHONE ZETA SH-06E(シャープ)特集【1】ファーストインプレッションby @Nexus_K
( 2013-06-05 10:00:00 )

AQUOS PHONE ZETA SH-06E(シャープ)

 ドコモ2013夏モデルAQUOS PHONE ZETA SH-06Eは、冬モデルとして60万台を超える販売実績を残した「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」の後継機種で、省電力ディスプレイのIGZO搭載のシャープ製ハイエンドスマートフォンだ。

ドコモの夏モデル販売戦略では、ツートップとしてGALAXY S4とXperia Aの2機種を特別扱いしているが、冬モデルでの成功の後だけに進化したZETA SH-06Eは、フラットスリーとしてのポジションを得てもおかしくないと考えている人も少なくないだろう。

そこで、AppComingでは、本特集により、ツートップに負けないAQUOS PHONE ZETA SH-06E良さを伝えていく。

まずは、タブレット関連の記事を中心に寄稿して頂いており、IGZO搭載端末としてはKDDIの『AQUOS PAD SHT21』特集以来となる「タブの人」Nexus_K氏によるレビューを掲載する。
 


NTTドコモ(以下、ドコモ)の2013夏モデルより、ツートップ戦略と位置づけ、例えば、特定のドコモのおすすめの機種とそうでない機種とで月々の割引(月々サポート)の額に差をつけて販売を行っている。

筆者もツートップの一角であるGALAXY S4 SC-04Eを購入した。もちろん、ドコモおすすめというだけあり、満足度は高い。

しかし、ここで疑問が生じた。「それでは、ツートップ以外の機種は買うべきではないのか」と。
そこで、非ツートップのトップバッターであるAQUOS PHONE ZETA SH-06E(以下、本機)が2013年5月24日(金)より販売開始となったため、すかさず購入した次第である。

筆者としては、ソフトバンク向けの104SH以来であり、ドコモ向けでは、SH-12C以来のシャープ製スマートフォンである。

本機は、大きく「ディスプレイ」、「カメラ」、「ユーティリティ」の3つの特徴をアピールしており、今後数回に分けてこれらについてレビューを行っていく。
今回は初回ということで、本機のファーストインプレッションについて述べていく。
 

独自外装箱の採用と付属品の簡素化

本機を購入して驚いたのが外装箱である。 これまで、ドコモ向けの端末の外装箱はスマートフォン、フィーチャーフォンに限らず、コラボレーションモデルを除いて、所謂ドコモレッドの味気ないデザインであった。

しかし、本機は、これまでと異なり、メーカ独自の外装箱を採用する形となった。

AQUOS PHONE ZETA SH-06E(シャープ)
ドコモレッドの箱ではなくシャープ独自の箱を採用

また、箱は端末本体しか入っていないのではないかと思えるほどのコンパクトさである。

開封してみると、想像していた通り、端末本体とクイックスタートガイド、保証書、ドコモminiUIMカード挿抜ツール(試供品)だけといった端末本体以外ほとんど何も入っていないに等しい状態であった。

AQUOS PHONE ZETA SH-06E(シャープ)
付属品は最近のトレンドに沿って実にシンプル

初めてスマートフォンを購入する人にとっては、不親切かもしれないが、キャリア、メーカ問わず最近は簡素化の流れであるため、この辺は割り切るしかない。
 

ハードキーの復活

 

ドコモ向け端末では、2012年夏モデル(SH-07Dを除く)より、戻る、ホームなどのナビゲーションキー(ボタン)はディスプレイ上に表示されるオンスクリーンキータイプ(所謂バーチャルキー)であったが、今夏よりハードキー(静電容量式タッチキー)に戻っている。

AQUOS PHONE ZETA SH-06E(シャープ)
1年ぶりにハードキーが復活

バーチャルキーの場合、画面の方向に合わせて、キーを回転させられる等のメリットがあったが、その分有効表示領域が狭くなってしまうというデメリットもあった。

例えば、先代ZETAであるSH-02Eは画面サイズが4.9インチと本機の4.8インチよりも大きいにも関わらず、バーチャルキーであったため、有効表示領域は4.6インチと狭くなってしまっていた。
 

嬉しいキャップレス防水

 

前述の通り、本機には卓上ホルダが付属していない。又、公式サイトを確認した限り、現時点では、オプション品としても用意されていないようだ。
理由として、microUSB端子のキャップレス防水化が考えられる。

AQUOS PHONE ZETA SH-06E(シャープ)
キャップレス防水のため端子にはmicroUSB端子は剥き出しになっている

非キャップレス防水端末の場合、基本的には卓上ホルダを用いた充電か、Qi対応端末ならば、ワイヤレスチャージャを使用しての充電になると思うが、充電したい時に常にそれらがあるとは限らない。

その際、キャップで端子を塞いでいる端末の場合、充電後、キャップが完全に閉まっておらず、水没する可能性もある。水没のリスクが減るという意味では嬉しい設計である。

ただし、キャップレス防水となっているのは、microUSB端子とイヤホンジャックだけであることは注意したい。
 

ユーザビリティの向上

以前、AQUOS PAD SHT21のレビューにてFeel UXについて触れたが、本機を含めた2013年夏モデルより、「ウェルカムシート」の機能追加、「3ラインホーム」の機能追加、「UIリアリティ技術」の搭載といったユーザビリティの向上が図られている。

Android 4.2で搭載されたロック画面にウィジェットが貼り付けられるようになったが、Feel UXにおけるロック画面、つまり、ウェルカムシートにも同様にウィジェットが貼れるようになった。
そのため、ロックを解除しなくても様々な情報にアクセスすることが可能になり、便利になった。

AQUOS PHONE ZETA SH-06E(シャープ)AQUOS PHONE ZETA SH-06E(シャープ)

ウェルカムシートはウィジェット貼り付けが可能に

これまでの3ラインホームとウェルカムシートはシンプルが故に味気なかった。

しかし、今夏のモデルからは、好きなカラー、そして、デザインパターンの組み合わせにより、個性的、且つ、好みのデザインにカスタマイズが可能となった。

AQUOS PHONE ZETA SH-06E(シャープ)AQUOS PHONE ZETA SH-06E(シャープ)
3ラインホームとウェルカムシートはテーマ設定により好みのデザインに

また、3ラインならず1ラインとも言えるシンプルモード機能が新たに設けられた。シンプルモードでは、アプリケーションのラインのみで、且つ、大きなアイコンと文字で見やすくなっている。

AQUOS PHONE ZETA SH-06E(シャープ)

アイコンがと文字が大きい1ラインのシンプルモードを搭載

更に新たに搭載されたUIリアリティ技術は、画面の動き、音、振動などで五感に訴え、直感操作を実現するというものだ。

AQUOS PHONE ZETA SH-06E(シャープ)AQUOS PHONE ZETA SH-06E(シャープ)
ショートカットをはがすと、はがれ落ちるアニメーションが実行される

 

まとめ

今回はAQUOS PHONE ZETA SH-06Eのファーストインプレッションということで、購入一週間で筆者が気になったポイントをまとめてみた。

ハードウェアスペックの向上だけでなく、microUSB端子のキャップレス防水化、Feel UXの機能強化など、発売1週間という短い期間ではあるものの着実な進化を感じることが出来た。

次回以降、シャープが本機の特徴として掲げている「ディスプレイ」、「カメラ」、「ユーティリティ」について徹底レビューを行っていく。
 

[執筆:Nexus_K]

Twitter @Nexus_K 執筆: タブの人 Nexus_K
 
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 タブレットソリューションを手掛けるシステムエンジニア。  プライベートでもタブレットのことばかり考えている無類のタブレット好き。
 

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