いよいよ4月18日(木)より店頭発売開始!僅か9,975円で買える10.1インチWi-Fiタブレット『dtab』のセキュリティ対策とdビデオ・dアニメコンテンツ利用上のチェックポイントby @Nexus_K ( 2013-04-16 08:00:00 )
ドコモオンラインショップで3月27日より先行発売されていた、docomo IDでdマーケットの映像・コミックなどが楽しめる10.1インチWi-Fiタブレット『dtab』が、いよいよ4月18日からドコモショップなどのドコモ取扱店の店頭で購入可能になることを4月11日に発表した。
- 「dtab」をドコモ取扱店で発売(NTTドコモ報道発表:2013年4月11日)
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2013/04/11_00.html
前回の特集では、外観とソフトウェアの基本機能について紹介したが、今回は購入しやすい店頭販売直前ということで、dtab購入前に確認しておきたいポイントを前編・後編の2度にわたって紹介する。
まず、前編では、特にユーザが気になるであろうセキュリティ対策およびdビデオ・dアニメのコンテンツの扱いについて確認する。
セキュリティ対策はどうなっているか
Android端末であるdtabで、気になる点としてセキュリティ対が上げられる。
ドコモは自社のAndroid端末向けにマカフィー製の「ドコモ あんしんスキャン」アプリ(以降、あんしんスキャン)を提供しており、ウイルス対策を無料で提供しており、危険サイト対策および個人データ確認支援機能は月額210円で利用可能となっている。
それでは、dtabの場合を確認していく。
Google Playストアの あんしんスキャン のページでは、特に非対応端末でインストール不可という表示はされず、問題なくインストールすることが出来た。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.mcafee.vsm_android_dcm
しかし、あんしんスキャンを実行したところで、ドコモUIMカードが入っていない旨の警告が表示され、使用することが出来なかった。
つまり、dtabはあんしんスキャンの仕様により、使うことが出来ないことになる。
それでは、dtabのセキュリティ対策アプリケーションはユーザ自身が探してインストールする必要があるかと言えば、答えはノーである。
dtabユーザはマカフィーモバイルセキュリティのウイルス対策機能のみを2年間無料で使用することが可能である。つまり、2年間はあんしんスキャンの基本機能と同等の機能がdtabユーザにも提供されるということになり、他の多くのWi-Fiタブレットと異なり、親切である。
ちなみに、ダウンロードは、デスクトップ上のショートカットもしくは、ブラウザのお気に入り経由でPlayストアにアクセスできる。
dビデオのライセンス有効期間には注意が必要
dビデオ・dアニメのコンテンツは一部を除き、ストリーミング再生とダウンロード後の再生が可能となっている。
光回線などのブロードバンド+Wi-Fi経由での接続など、ネットワークが安定している場合はストリーミング再生が有効だが、タブレットを外出先や電車などでの移動中に使用する場合には、一旦ダウンロードした方が、再生時のストレスが無いだろう。
ただし、ダウンロード後の再生はライセンスの有効期間が設定されており、期間を過ぎると再度ライセンス処理が必要となる。
dビデオの場合は、利用登録端末が2台以上の場合、その有効期間が3時間となる。
つまり、dビデオを契約している回線で利用している端末、dtabの2台で必然と有効期間が3時間となってしまう。
従って、まとめてダウンロードしておき、後で視聴する際は、ライセンスの有効期間に注意しておく必要がある。また、再度ライセンスを取得しなければならない場合には、ネットワークに接続する必要がある点に注意したい。
dビデオ・dアニメは外部メモリに保存できるか
dtabの内部ストレージは8GBであるが、実際に使用可能な容量は5GB強である。dビデオの1時間ドラマで約500MB、dアニメの30分アニメで約300MBのサイズであることから、それぞれ約10話、約16話分まとめてダウンロードしておくことが可能である。
ただし、実際には、アプリケーションを入れたり、音楽を入れたりすることで使用可能な容量はより少なくなることが予想される。
しかし、dtabでは、最大32GBの外部メモリ(microSD/microSDHC)が使用可能であり、外部メモリに保存するこが可能であれば、より多くのコンテンツをダウンロードしておくことが可能になる。
設定画面のストレージを確認すると、データ保存先設定という項目が存在することが分かる。データ保存先設定では、データの保存先を内部ストレージにするかSDカードにするかを設定できる。
デフォルトでは、内部ストレージになっているが、SDカード(microSD/microSDHC)を挿入しておくことで、SDカードも選択可能になる。
試しにSDカードを選択した状態で、dアニメより動画のダウンロードを行った。
すると、SDカードの使用内訳に画像、動画が加わった。
また、ファイルマネージャーにてSDカード内を確認したところ、Moviesフォルダとanimestoreフォルダが作成されており、その下にダウンロードした動画ファイルが保存されていることが確認できた。
同様に、dビデオもダウンロードした場合は、SDカード直下に保存された。
従って、dビデオ・dアニメの大容量コンテンツは外部メモリに保存することが出来、内部メモリを使用する場合よりも、多くのコンテンツを保存しておくことが出来ることが分かった。
まとめ
今回は、dtab一般販売直前ということで、購入前に確認しておきたいポイントを確認した。
セキュリティ対策面では、2年間の制限はあるものの、あんしんスキャンと同等の基本機能を無償提供していることで、他のWi-Fiタブレットを購入する場合と比べて、ユーザがどのセキュリティ対策アプリケーションを入れればいいか悩まずに済むというメリットがあることが分かった。
また、dビデオ・dアニメでダウンロード可能な大容量コンテンツは外部メモリに保存させることが出来、まとめてダウンロードしてから、後で一気に視聴するということが可能であることが分かった。
しかし、いずれもライセンスの有効期間が存在し、特にdビデオは3時間という厳しい有効期間設定となっている。 そのため、後で視聴する際に、Wi-Fi環境がなく、ライセンスの再取得が出来ないということにならないように注意したい。
[執筆:Nexus_K]
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blog: TAB×TAB http://tabxtab.net/
タブレットソリューションを手掛けるシステムエンジニア。 プライベートでもタブレットのことばかり考えている無類のタブレット好き。
タブの人 Nexus_K 過去記事
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明るくキレイなIGZOディスプレイ搭載、au 4G LTE対応シャープ製Androidタブレット『AQUOS PAD SHT21』特集 by @Nexus_K
外観&付属品
http://app-coming.jp/346.html
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http://app-coming.jp/365.html
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http://app-coming.jp/370.html - docomo IDでdマーケットの映像・コミックなどが楽しめる「docomo Smart Home」戦略のコアとなるか?僅か9,975円で買える10.1インチWi-Fiタブレット『dtab』by @Nexus_K
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関連URL
- 『dtab』:NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2013/03/21_00.html
http://www.nttdocomo.co.jp/product/2013_spring_feature/dsh/dtab/
http://www.nttdocomo.co.jp/product/tablet/dtab/
- 『dtab』:Huawei Technologies(ファーウェイ テクノロジー)
http://www.huaweidevice.jp/products/dtab/
- docomo Smart Home
http://www.nttdocomo.co.jp/product/2013_spring_feature/dsh/