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au 4G LTE対応2012冬モデルG'zOne TYPE-L CAL21特集:G'zOne愛好者からみた購入直後直感レビュー(前編)
( 2012-11-07 23:50:00 )

G'zOne Type-L CAL21

2012年11月2日に発売が開始された、KDDIの2012冬モデルau 4G LTE対応Android搭載スマートフォンの中でも最も個性的かつファンが待ち望んでいた新しいG'zOne TYPE-L CAL21を特集します。
 

他の端末はアウトオブ眼中!女々しい奴らを押しのけて『奴』が帰ってきた!

今から遡ること1年と4ヶ月ほど。タフガイ、タフガール待望のスマートフォンIS11CAが発売されました。

その剛性、そのスタミナは筆者のツンデレな愛情表現であるコンクリートへの落下、湯船への水没、雪だるまのコア扱いなどなどにも耐え続けてくれました。相手の愛情をただただ寡黙に受け止めてくれる、彼はまさに男の中の男でした。

そんな彼が2012年11月2日、装いを新たにして帰ってきてくれました! 筆者はもちろん、なんのためらいもなく発売日当日に購入しました。 彼が、より一層、筆者のために男を磨いてくれていることを信じて……!

ということで、今回はauから発売されました4G LTE対応スマートフォン『G'zOne Type-L CAL21』について、購入後真っ先に気になったところを中心にレビューをさせていただきたいと思います。
 

それは質量を持った『炎』!

CAL21のカラーバリエーションは赤と黒の二つのみ。IS11CAにはもう一つカーキがありましたから、バリエーションがひとつ減った形となります。

筆者は元々赤を選択するつもりだったのですが、黒の塗装も大変質感がよく、店舗で他のお客さんが次々と契約を終えていく中で一人でうんうん唸っておりました。 最終的には赤を購入しましたが、大変満足しております。

G'zOne Type-L CAL21
独特の光沢を放ち見るものを魅了する様はまさにCASIOレッド!
手にとっただけで所有感が満ち満ちてくるようです。

G'zOne Type-L CAL21
裏面はエンボス加工となっており、手にしっかりと馴染みます。

デザインはIS11CAを継承しつつ、IS11CAの源流となるVerizonから発売されたG’zOne COMMANDOに近くなった、『先祖返り』と言える非常に逞しいデザインかと思います。

G'zOneは今まで数々の耐久伝説を世に残してきましたが、このCAL21もその伝説を確実に引き継いでくれるだろうという確信が、自然と湧いてくるようなデザインです。
 
このようにデザインにも大変こだわっているCAL21ですが、手にとって見てまず突き刺さるのはその重量感でしょう。 

CAL21の重量は181gとかなりのヘビー級。 au端末の中、いや世界中で発売されているスマートフォン中でも屈指の重量かと思われます。 『鈍器』と揶揄されるのも当然といったところでしょう。

しかし実際、確かにその重量感には驚かされますが、意外にも手には収まりやすいのも特徴かと思います。角のないデザイン、4.0インチと昨今のスマートフォンの中では小さいディスプレイを採用していることも相まって、手が小さい方からも意外と扱いやすいという意見をいただきました。

しかし個人的には

 「もっと重くしても良かったんだぞ!」

と言いたいところでもあります。その最もたる理由がバッテリー。 CAL21のバッテリーは1,800mAhとなっていますが、バッテリーの大容量化が進み2.000mAh越えのバッテリーが当たり前のようになってきた昨今の端末郡の中では、やや見劣りする数値となっています。

もちろん、実用的な範囲の重量はあると思いますし、他にも様々な要因もあるだろうとは思いますが、G'zOneを手に取る猛者であれば、それよりもきっとスタミナの方を取るのではないかと筆者は思いますので、ここはやや残念な点だと思いました。
 

サバイバルに必要なのは体力だけではない!正統進化した『頭脳』に注目

カタログスペックを見て分かる通り、CAL21は前機種IS11CAと比べるとハイスペックとなりました。しかし、全キャリア秋冬モデルの中で比較するととてもハイスペックとは言いがたく、ミドルレンジに属するモデルとなるでしょう。 動作は非常に機敏で、引っ掛かりなども全くなく、ハイスペック端末にも引けをとらない動きを見せてくれます。

これはCAL21が他端末がqHD、HD、FHD解像度のディスプレイを採用する中でWVGA解像度のディスプレイを採用しているからだと思われます。ここはカタログスペックを見ると大変残念に感じる部分の一つであり、筆者も元々はそう感じていたのです。

しかし、解像度が低い分描画処理の負担が少ないためか、非常に快適なレスポンスを返してくれるので考えが少し変わりました。 解像度が低い分細かい文字などは滲みやすくやや読みにくいですが、その分輝度が大変高く、また視野角の広いIPS液晶なので屋外での視認性は大変高くなっています。 屋外での使用を念頭に置いてのこの解像度であれば、非常にG'zOneらしい尖り方で悪くないと思いました。もちろん、高解像度を維持しつつそれを実現してくれていれば尚の事喜ばしいことですが…。

このように快適な操作性を実現してくれるCAL21ですが、その真価が発揮されるのはやはり、G'zOne独自アプリであるG'zGEARでしょう。

G'zGEARは端末に内蔵されるセンサーをフル活用し、『地球を感じる』アプリ。G'zOne愛用者であればお馴染みですね。

本末転倒ではあるかもしれませんが、このアプリの見所はなんといってもそのビジュアル、アニメーションのかっこ良さ!細かい機能はさておいて、まずはこのかっこよさに触れていただきたいと筆者は思います。

前機種IS11CAでももちろんこのG'zGEARは搭載されているわけですが、残念ながらIS11CAのパワーではこのG'zGEARのかっこ良さを表現するには負担が重かったと思います。それがCAL21で表現が可能になったのではないでしょうか。

G'zOne Type-L CAL21G'zOne Type-L CAL21
左:EARTH COMPASS
その名の通り電子コンパスなのですが、それにに加えてGPS位置情報をりようして表示した方角に実在する山の名称や自然遺産などやその距離を表示してくれます。

右:
THERMOMETER
現在地の温度を測定してくれる温度計なのですが、端末の温度上昇の影響を受け易いので実用的かと言われると微妙なところです。

G'zOne Type-L CAL21G'zOne Type-L CAL21
左:TIDES
その日ごとの、様々な場所の潮の満ち引きについて教えてくれます。筆者のように釣り好きにはたまらない機能でしょう。
 
右:SUN/MOON
日の出・日の入時間と太陽の軌跡。月の位置や高さ、満ち欠けを表示してくれます。

G'zOne Type-L CAL21
STAR GAZER
今端末を向けている方向の空にどんな星座があるか表示してくれます。また、その星座についての逸話を教えてくれたり、見たい星座を探してくれる機能もあります。

G'zOne Type-L CAL21G'zOne Type-L CAL21
左:
WOLKING COUNTER
歩数計です。歩数から消費カロリー等を計算してくれたり、また擬似的に世界の有名トレイルを歩くことができます。
 
右:BAROMETER
気圧計です。その場所の気圧を定期的に計測し、収集したデータから天気予報を行なってくれます。


また今回はLIVE Gというクラウドサービスも提供されています。

G'zOne Type-L CAL21

これはCAL21が今いる地域のセンサー情報をアップロードし、ほかのCAL21ユーザーとマップ上で共有しあうというソーシャルサービス。

G'zOneの高いアウトドア性能、そしてauの4G LTEの非常に広いエリア。この二つをフルに発揮できるサービスといえるのではないでしょうか。

しかし、現状ではユーザーが少ないというところもあり、購入発売日はほとんどサーバーにデータがない状態でした。現在はちらほらとデータが増えてきているようですが、この端末のこれからの普及率を考えると不安は拭えない、というのが正直なところです。
 

後編に続きます>>

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Snake氏執筆: すねいく

モバイル回線を駆使しひたすら遊びまくるおっさん。
スマートフォン含めモバイル機器が大好き。 いつどこにいても仕事も遊びも全力でできるモバイル環境を模索しながら日々生きている。
 

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