【特集】ソフトバンクモバイル2013-14年冬春新商品発表会：10分充電で1日使えるArrows A SoftBank 301F（富士通モバイルコミュニケーションズ） ( 2013-10-04 15:00:00 )
9月30日に開催された「ソフトバンクモバイル2013-14年冬春新商品発表会」で展示されていたAndroidスマートフォン全4機種から、富士通モバイルコミュニケーションズ製「Arrows A SoftBank 301F」について紹介する。
10分充電で1日使えるハイスペック5インチAndoridスマートフォン
Arrows A SoftBank 301F（富士通モバイルコミュニケーションズ）
夏モデルから大幅にスペックアップが図られた 富士通モバイルコミュニケーションズ製Arrows A（アローズエース）の最新モデル301Fが2013年12月上旬発売予定として発表された。
今回発表となった4機種のAndroidスマートフォン共通の特徴として、LTEの対応周波数の大幅拡大となる「Hybrid 4G LTE」が注目される。
大まかな流れをおさらいすると、SoftBankは第四世代=4Gの電波の使い分けとして、「SoftBank 4G LTE」として自社のFDD-LTEである2100MHz（B1＝LTEバンド1）を使用するサービスをiPhone5専用帯域として提供しており、Android端末では使えない。
昨年秋にイーモバイルを買収し獲得したFDD-LTE 1800MHz（B3=LTEバンド3）についても「ダブルLTE」と称してSoftBank 4G LTEサービスとして今春から提供しているが、こちらもiPhone5およびモバイルルーター203Z用の帯域としており、やはり、Android端末では使えない状態となっていた。
Android端末は子会社であるWCP（Wireless City Planning）が提供する2500MHz帯のAXGP（TDD-LTE互換・B41＝LTEバンド41）のみを「SoftBank 4G」として利用できる状態だ。
つまり、FDD-LTE方式の2100/1800MHzの電波は原則としてiPhone専用の帯域というような運用を行ってきた。
しかし、遂に今冬モデルからはこの「iPhone帯域」というべきFDD-LTE 2100/1800のAndroidスマートフォンでの利用が解禁され、さらに、来春から本格的なサービスインを予定していFDD-LTEの900MHz（Band8）いわゆる「プラチナLTE」についても予め対応する事になった。
これにより、2013冬モデルAndroid端末は、「SoftBank 4G LTE」のFDD-LTE B1/2100MHz・B3/1800MHz・B8/900MHzと「SoftBank 4G（AXGP）」B41/2500MHzという４つの電波に対応することになり、まさに「いいとこどり」になることは、最大の注目点であるといえる。 但し、SoftBank 4G（AXGP）に優先接続されるため、SoftBank 4G LTEが利用できるのは、SoftBank 4Gエリア外となる。
FDD（周波数分割）とTDD（時間分割）の２種類のLTEサービスを商用で運用しているキャリアは、世界広しといえど、オーストラリアのOptus社と日本のSoftBankぐらいであり、現段階で極めて稀で貴重なモバイルネットワークである。
Arrows A SoftBank 301Fスペックと特徴
| 仕様 | ARROWS A SoftBank 301F | ARROWS A 202F（2013夏モデル） |
| 発売日 | 2013年12月上旬以降 | 2013年6月28日 |
| メーカー | 富士通 | 富士通 |
| サイズ | 幅70×高さ141×厚さ×10.3mm | 幅69×高さ139×厚さ9.8mm |
| 重量 | 157g | 158g |
| 通信方式（国内） | W-CDMA方式（900MHz／2.1GHz） FDD-LTE方式（Band8:900MHz／Band3:1.7GHz／Band1:2.1GHz） AXGP方式（Band41:2.5GHz） ※AXGPに優先接続 |
AXGP（Band41:2.5GHz）／WCDMA（900MHz／2.1GHz） |
| 通信方式（海外） | W-CDMA方式、GSM方式（900MHz／1800MHz／1900MHz） | W-CDMA方式、GSM方式（900MHz／1800MHz／1900MHz） |
| 通信速度 | AXGP:下り最大110Mbpss／上り最大上り最大10MbpsMbps | 下り最大76Mbps／上り最大10Mbps |
| 連続通話時間 | 4G：未定／3G：未定／GSM：未定 | 3G：1010分／GSM：680分 |
| 連続待受時間 | 4G：未定／3G：未定／GSM：未定 | 4G：510時間／3G：690時間／GSM：720時間 |
| ディスプレー | 約5.0インチフルHD（1,920×1,080ドット）TFT液晶（最大1,677万色） | 5.0インチ、フルHD（1920×1080ドット） |
| カメラ | メインカメラ：1,310万画素／CMOS（AF・手ぶれ補正） サブカメラ：125万画素／CMOS |
メインカメラ：1310万画素／CMOS、サブカメラ：125万画素／CMOS |
| 外部メモリ | microSDXCメモリカード（別売） | microSDXCメモリカード／最大64Gバイト |
| 内蔵メモリ | ROM：64Gバイト、RAM：2Gバイト | ROM：64Gバイト、RAM：2Gバイト |
| CPU | Qualcomm SnapDragon 800 MSM8974 2.2GHz（クアッドコア） |
Qualcomm SnapDragon 600 APQ8064T 1.7GHz（クアッドコア） |
| 電池容量 | 2,600mAh | 3,020mAh |
| Wi-Fi | IEEE 802.11 a／b／g／n／ac（2.4GHz、5GHz） | IEEE 802.11 a／b／g／n／ac（2.4GHz、5GHz） |
| Bluetooth | Ver.4.0 | 4.0 |
| OS | Android4.2 | Android4.2.1 |
| 色 | コンフォートホワイト、ブラック、ピンク | グレースブルー／ピンク／ブラック／ホワイト |
| フルセグ | ○ | ○ |
| 防水 | IPX5／IPX8 | IPX5／IPX8 |
夏モデルARROWS A 202Fのスペックも併記したが、同じ５インチ・フルHDモデルだが、合図はH:141mm x W70mm xD10.3mm 157g（暫定値）と、少しだけ大きくなったものの重さは157gで1gだけ軽くほぼ同等だ。
バッテリー容量が3020mAhから2,600mAhへと大幅に減っているが、代わりに超急速充電に対応しており、専用クレードルで充電すれば10分間の充電で一般的に一日利用可能な電池残量となるとしている。（電池残量15%で充電を促すメッセージが出始めてから同梱の卓上ホルダーで充電を開始した場合） またフル充電すれば3日間の使用に耐える電池持ちを実現するという。
残念ながらワイヤレス充電Qiには対応しておらず電池も内蔵で交換できないが、高速充電対応の横置きクレードルが付属するので、ワンセグ・フルセグ・YouTubeなどの動画の視聴には向いているが、本体のアンテナではフルセグ視聴はできず、専用のアンテナケーブルが必要となるのが残念な点だ。
外観デザインは、先代201Fと大きく変わり楕円形のデザインとなっており、通常塗装の3.5倍摩擦に強いダイヤモンド粒子を使用した「ダイヤモンドタフコート」塗装で、傷がつきにくくなっている。 カラーバリエーションは、コンフォートホワイト、ブラックとピンクの3色展開。
CPUは、Qualcomm製SnapDragon 800に変更され、2.2GHzクアッドコアCPU・RAM2GB／ROM64GBと十分なメモリサイズ、Android4.2を搭載するなど、最新かつハイスペックな仕上がりとなる。 パフォーマンス面は、Androidスマートフォン向けで世界最強なCPUの１つQualcomm SnapDragon 800により、安定性と快適な操作感へも大きく貢献するものと期待できる。
メインカメラ有効1310万画素、Wi-FiもIEEE 802.11 a／b／g／n／ac（2.4GHz、5GHz）と変更はない。
IPX5/IPX7の防水仕様・IP5Xの防塵対応で、イヤホンジャックとコネクターともキャップレスとなっている。
テレビ視聴に関しては、ワンセグとフルセグの両方に対応する「ハイブリッド」となるが、フルセグの録画には今回も対応していない。
世界的にはiPhone5sで有名になった指紋センサーは、富士通お得意の「スマート指紋センサー」として今回も搭載されており、画面オンとロック解除が可能だ。
発表会場で触った感じでは、前モデル202Fと比較してUIなど操作はかなり軽くなった印象があり、特にカメラの追随性も向上していると感じた。発熱といったことも他社端末と比べて大きな違いは無い。
また、一般にはあまり注目されていない点だが、この301FはFDD-LTE（2100/1800）に対応する。すなわち海外で広く普及している1800MHz（Band3）が使えるメリットがある。今回は発表されなかったがiPhone5/5s/5cに次いでこちらもLTEローミングに対応する可能性が期待できる。
以上が、簡単なスペックと触った印象である。発売前機種にて、今後仕様変更などある可能性もありあくまで参考である事をつけ加えておく。
巷ではiPhone5s/5cフィーバーに隠れ地味なソフトバンクのAndroid端末だが、Arrows A SoftBank 301Fは、スペックも実力もiPhoneに負けず劣らず強力な、実力のあるモデルに仕上がっている。
- YouTube メーカー公式動画 ARROWS A SoftBank 301F
- 製品外観
- 【特集】ソフトバンクモバイル2013-14年冬春新商品発表会
総務省への事故報告は850日行っていない
http://app-coming.jp/576.html
10分充電で1日使えるArrows A SoftBank 301F（富士通モバイルコミュニケーションズ）
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省電力ディスプレイIGZO搭載 AQUOS PHONE Xx mini 303SH（シャープ）
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フルセグを5.2インチ大画面で楽しめる！録画もできる！ AQUOS PHONE Xx 302SH（シャープ）
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ディズニー・モバイル史上最強スペック Disney Mobile on SoftBank DM016SH（シャープ）
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タッチパネルでラクラク設定・連続10時間稼働のモバイルルーター Pocket WiFi SoftBank 301HW（Huawei製）
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