【特集】ITmedia主催『ELUGA P P-03Eタッチ&トライ ミーティング』イベントレポート:モバイルカメラNo.1の高画質                  ( 2013-08-08 15:00:00 )
              
               
7月29日に開催されたITmedia主催『ELUGA P P-03Eタッチ&トライ ミーティング』イベント特集第2弾は、「ELUGA Pを支える最新技術」について紹介する。
「ELUGA Pに込めた思い」「ELUGA Pを支える最新技術」も合わせて参照頂きたい。
    
セッション3 : モバイルカメラNo.1の高画質
要素開発グループ 主任技師 石原崇氏

セッション3では、要素開発グループ 主任技師 石原崇氏より、「ELUGA P カメラのねらい」「新センサの実力」「綺麗に撮影するテクニック」の3点について紹介があった。
石原氏は、モバイルカメラを専門で13年間担当しており、ELUGA Pはその集大成として仕上がっているということだ。
また、「モバイルカメラNo.1の高画質」と銘打っているが、これは第三者機関評価によるブラインド調査での結果ということで、パナソニックのモバイルカメラへの力の入れ具合と自信が伺える。
1. ELUGA P カメラのねらい
シーン満足率82%のモバイルカメラNo.1を実現
 
2年前にLUMIX Phone P-03Cというデジカメブランドを冠したスマートフォンを開発しているが、この頃から高画質への取り組みを行なっており、「印刷しても美しいデジタルカメラ画質」を実現するために、あらゆるシーンで綺麗に正しく撮れることがデジカメ基準であり、「シーン満足率」という数値的な評価を行っている。(全てのシーンが正しく撮れれば100%)
本家LUMIXの部隊も同様の調査を行なっており、LUMIXチームと連携するにあたり、70点(70%)以上が取れる事を条件として開発を行っている。
P-02Bの頃は40%台だったが、P-03Cからは70%以上で進化しており、最新のELUGA Pでは82%もの高いシーン満足度となっている。
他社比較・コンデジ(コンパクト・デジタルカメラ)との比較も2年以上継続しているが、他社では正しく撮れないシーンが多い事も確認している。 パナソニックに次ぐポジションは、ソニーが64%という結果で、差はかなり大きいがデジカメメーカーとしての実力といえる。また、Samsungの指標が急上昇しているが、日本の技術が入っている事が想定されるとのことだ。
※スライドは撮影禁止で非公開となりますが、コンデジと比較しても、かなり高いポジションにある事が確認できた。また、相次ぐ撤退や強いメーカーの引き抜きにより、国内メーカーの強み・技術が外部に流出していくことは危惧すべきところでもあるが、そういった点においても、パナソニックにはモバイルカメラ分野での強みをグローバルに発揮して欲しいところだ。
 
2. 新センサの実力
高感度センサー「SmartFSI」などの新たな要素技術もたらす高画質性能

高画質は色や露出のノウハウをもって開発していくが、ELUGA Pでは、高感度センサー「SmartFSI」・高解像度レンズ・画像処理エンジン「MobileVenusEngine」およびノイズリダクション処理・Ra90高演色LEDフラッシュという4つの要素の新技術により、更なる高画質を追求している。

その中でも一番進化しているのはセンサーで、デジカメのイメージセンサーは、光の三原色(赤・緑・青)を感じる画素により電気信号に変換するデバイスだ。

デジカメで使用されるCOMSセンサには、表面照射型、裏面照射型、そしてパナソニックのSmartFSIがあり、表面照射は画素の微細化で感度が劣化するなどの理由から裏面照射へと変遷している。
裏面照射はフォトダイオード反転させ回路を下に配置することで光を集めやすくして感度を上げる技術だが、反転させた事で裏面では入り口が狭くなり集光ロスがあり、回路が下に配置することでフォトダイオードの長さが撮れず赤色を電気信号に変換しにくいという課題がある。
これらの課題を解消した表面照射型の進化版がSmartFSIだ。

光ファイバと同じ原理の光の通る道(光導波路)と、マイクロレンズとフォトダイオードを直結した独自の特許取得技術により、光を閉じ込めて逃がさない、高感度で色再現性の高いカメラを実現している。 結果として多くのメーカーが採用している裏面照射型のセンサーよりもかなり高い感度を持っているという。
画質向上でもう1つ大事な点が信号処理で、LUMIX Phoneから搭載しているMobileVenusEngineが、今回はバージョン3となり大きく変更された。
顔検出エンジンがハードウェア化され、検出の高速化と省電力化を図っており、スナップ写真撮影時の顔認識の高さは画質に繋がるとのことだ。
また、ノイズリダクションもパナソニックの監視カメラ部門の技術をモバイル向けに転用して改善しており、感度を上げた際のノイズを減らすための処理に掛かる時間も短縮できたという。

専門家による比較画像サンプルと石原氏が6台の端末を持って撮り比べしたサンプルチェック。
特に夜景での差は歴然という結果に驚きのブロガー陣。

自社開発の高演色フラッシュLEDは、通常白いと思っているLEDが実は青いことを解消するために、緑+赤の蛍光体をプラスしている。
また、自然な発色度合いの色指数が他社はRa70だがELUGA PではRa90という自然な発色を実現しており、更に自動調光で白飛びを防止している。

ELUGA Pは、これらSmartFSIセンサー、フラッシュLEDおよび調光技術により、特に夜景撮影に強みを発揮している。
  
3. 綺麗に撮影するテクニック
iA+でのマニュアル調整機能は自分好みの写真に仕上がる!
ELUGA Pに搭載しているオリジナル機能を活用した撮影テクニックについて紹介する。

iA+(アイエープラス)は、おまかせiAのフルオートでシーン満足率80%を超えていても、少しアレンジしたい、少し補正したい時に使用するもので、お好みのイメージに仕上げる事が可能なカメラを楽しむ機能だ。
※明るさの強弱、色合いの青・赤、シャッタースピード、ホワイトバランスをマニュアル設定可能
おすすめモードは、シーンに合ったエフェクトをカメラが自動で提案してくれるもので、ノスタルジー・ファンタジー・ポップといったエフェクト候補を上部に表示してくれる。

マルチポイントAF(オートフォーカス)は、最大5ポイントまでのAF制御でピントが合わせやすい、背景のぼかしが簡単に撮影できる機能だ。
ゼロシャッターラグは、シャッターを押した瞬間が撮影できるため、子どもやペット等の動く被写体の撮影に最適だ。



暗幕撮影ブースなどでの撮影会。SmartFSIのチップも展示。
<< モバイルカメラNo.1の高画質 |自慢のカメラ性能をチェック! >>
【特集】ITmedia主催『ELUGA P P-03Eタッチ&トライ ミーティング』イベントレポート
ELUGA Pに込めた思い
http://app-coming.jp/523.html
ELUGA Pを支える最新技術
http://app-coming.jp/524.html
モバイルカメラNo.1の高画質
http://app-coming.jp/525.html
自慢のカメラ性能をチェック!
<< coming soon >>
 
★関連リンク

パナソニックモバイルコミュニケーションズ ELUGA P P-03E製品情報
 
 
      







