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【ぱおぱおの視点】EMOBILE LTEを2012年3月に開始、ネットワークはバンド3として標準化
( 2012-02-28 15:30:00 )

イー・アクセスによる、FDD-LTE方式による下り最大75Mbps・上り最大25Mbpsの高速モバイルブロードバンドサービス『EMOBILE LTE』および対応製品『EMOBILE PocketWiFi LTE』の製品発表(2012年2月22日)に、AppComingアシスタントとして、世界のモバイル端末最新情報に関するブログサイトで有名な『ぱおぱお Blog of Mobile!!~最新ケータイ情報~』ぱおぱお先生に帯同して頂き、同氏初の取材での寄稿をして頂きました。 また、ガジェット通信などへの寄稿実績もありますが、書き下ろしは初ということで、貴重な記事をご紹介致します。


-EMOBILE LTEを3月に開始、ネットワークはバンド3として標準化-

イー・モバイル(イー・アクセス)は2012年2月22日に新製品・新サービス発表会を開催し、2012年3月よりEMOBILE LTEとして、LTE方式のサービスを開始すると発表した。

LTE方式の通信を使用したサービスで、高速通信・大容量・低遅延であることが大きな特徴である。

EMOBILE LTEはサービス開始当初は下り最大75Mbps/上り最大25Mbps(ベストエフォート方式)を実現する。

下りの通信速度は最大で75Mbpsとなっているが、75Mbpsのエリアと37.5Mbpsのエリアが存在するとのことだ。

発表会の中で特に強調されていた点が「国際標準規格」を採用していることだ。

世界で主流のFDD-LTE方式を採用しているところをアピールしていた。

ソフトバンクはSoftBank 4GをTDD-LTEと100%互換を持たせたAXGP方式でサービスを提供しているが、少なからずそれを意識しているようにも感じた。

最も印象的だった点は「バンド9(1700MHz)としてではなくバンド3(1800MHz)として標準化した」というところだ。

バンド9は上りが1749.9~1784.9MHzで下りが1844.9~1879.9MHz、バンド3は上りが1710.0~1785.0MHzで下りが1805.0~1880.0MHzである。 周波数範囲から分かるようにバンド9はバンド3に内包される関係となっており、どちらのバンドも採用することが可能だったと思われる。

※周波数帯については、Wikipedia「Long Term Evolution(LTE)」も併せて参照下さい。[AppComing編集部]
http://ja.wikipedia.org/wiki/Long_Term_Evolution

バンド9ではなくバンド3を採用した理由は明確だ。アジア・オセアニアや欧州ではバンド3を使用する予定があるのだ。 既にバンド3でサービスインを開始している地域や、トライアルを開始している地域もある。

海外でも広く使用されるバンド3を採用することで、端末の開発コストを抑えたり端末調達を容易にすることが可能とのことだ。

国際的な規格・周波数帯を採用したEMOBILE LTEの今後を楽しみにしておきたいところだ。

EMOBILE LTEのサービス発表に伴い、対応端末も同時に発表された。

端末ラインナップはモバイル無線LANルータ「Pocket WiFi LTE GL01P (HUAWEI製)」と「Pocket WiFi LTE GL02P (AnyDATA製)」、USBモデム型データ通信専用端末「GL03D」の3機種である。

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[執筆:ぱおぱお]

[編集:AppComing]

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