KDDI 2013夏モデル特集【6】URBANO L01(京セラ):大人のための上質なスマートフォン(後編2) ( 2013-06-03 10:00:00 )
KDDIの2013夏モデル『URBANO L01(京セラ)』特集後編は、ITmedia主催「URBANOタッチ・アンド・トライ」イベントのトークセッション以降を紹介する。
製品紹介の後は、gooスマホ部・編集長の加藤新策氏および川俣直樹氏、京セラ・大西氏およびITmedia田中聡編集長によるトークセッションが実施された。
京セラ・大西氏、gooスマホ部・編集長の加藤新策氏および川俣直樹氏
gooスマホ部は、Q&Aや活用術を紹介するサイトで、リアルのスマホ講座も行なっており、ユーザのニーズや声を良く知っている立場として、URBANOがそれを満たすかを4つのテーマで深堀りした。
エントリーホーム
携帯とスマートフォンの操作性の違いについて悩みのについて、gooスマホ部・加藤編集長より『月800件を超える質問の中で、操作系の質問が最も多い』『その中でも初心者は電話・メール・インターネットの基本的な3要素に関するものが多い』とのことだ。
初心者を意識した操作性について、京セラ・大西氏より『PROGRESSOでは通常のホーム画面でも「シンプルメニュー」を用意していたが、メニューだけでは足りない』ということで、エントリーホームを開発したという。シンプルメニューでは、機能がどこにあるかを分かりやすくするだけであったが、「ロック画面」がわかりにくいなどの声から、初期値でロック画面オフに設定するなど、ケータイには無い初心者が「難しい」と感じる機能を外す事などに配慮しているという。
通話機能
アドレス帳のインデックス操作へのこだわりについて、京セラ・大西氏より『従来の「あかさたな」タブで「あ」を選択すると「いうえお」まで展開しタッチで選べるようにすることで検索性を高めた』という。
スマートソニックレシーバー搭載の背景について、京セラ・大西氏より『基本機能をより良くしたい』『スマートフォンでは特に、幅が広くなり耳をあててから位置をずらして調整しないといけない』という点を解消する目的で開発したという。
スマホに変えたことによる通話に関する悩みについて、gooスマホ部・川俣氏より『どこに耳をあてたらいいかわからない』『上ではなく真ん中に耳をあてて通話している人がいる』という現状を伝えた。
伝言メモの実装について、gooスマホ部・川俣氏より『初心者からすれば、あるものが無いのが信じられない』『アプリではなく機能で提供する事が大事』と、京セラ・大西氏より『携帯では待受画面にポップアップでスグに再生できたが、スマホでは奥まったところで通知されているので、そこを改善するために、ボタンをダイヤル画面に配置した』という。
ユーザビリティ(使いやすさ)
他社にはない「でか文字」について、gooスマホ部・加藤編集長より『リアルのスマホ講座などで、最近ここ半年は文字のサイズの大きいモノで見たい(タブレット)という声があるが、URBANOであればコンパクトでも大きな文字で見れる点が非常に魅力的だと感じた』。
京セラ・大西氏からは、『ディスプレイの大型化で、あまり大きな文字は必要なくなってきていると思うが、4.7インチでの1.75倍の文字は魅力的だと感じる人が多く、また、文字が大きすぎるとレイアウト崩れを起こすということで、バランスを取って1.75倍とした』という。
ハードキーの搭載やアイコンではなくBACK・HOME・MENUと文字で見やすい点について、gooスマホ部・川俣氏、京セラ・大西氏の共に「安心感」として重要という。
バッテリー
バッテリーの持ちについて、gooスマホ部・川俣氏より『持つ前と後では質が違う。持つ前はどっちが良いという質問が来るが、使いはじめると、「これぐらい持つという話だったしイロイロやってるけど何で持たないの?壊れてるの?」となるという。
京セラ・大西氏より他社には無い省電力ナビのオート通信制御について『1週間使われないアプリのバックグラウンド通信を切るが、切る際には通知を行なって、どのアプリの通信を切るのかがわかる』ということで知らないうちにアプリの通信が切れていたということは無いとのことだ。
QAタイム・タッチ&トライ
トークセッション後に参加ブロガーからのQAタイム、スマートソニックレシーバーのデモアプリによる騒音がある際の聴こえやすさの体験、および終了までのタッチ&トライを行った。
会場内で街中の騒音を再現(スピーカー再生)している間に、体験版アプリの「スマートソニックレシーバー」を起動して、相手の通話音声を再現し、聴こえ方を実験したが、通常のスマホによる音声通話よりもかなり聴き取りやすく、特にディスプレイで耳を塞ぐように密閉させると、外部の騒音が気にならないほど、音が良かった。
デモ機は、SIM挿入が禁止されていたため、リアルな音声通話チェックができなかったが、機会があれば、是非とも試してみたいレベルの高さだった。
今回のイベントでは、カメラについてのセッションが無かったが、URBANO PROGRESSOおよびDIGNO Sの808万画素から1300万画素にスペックアップされたので、他の夏モデルと比較を行なった。
KDDIの夏モデルから、このURBANOとHTC J One HTL22、ドコモの夏モデルからAQUOS PHONE ZETA SH-06EとGALAXY S4 SC-06Eの合計4機種、国内メーカー・グローバルメーカー1社ずつ・2キャリアでの比較だが、何れも設定を調整しないフルオートで撮影している。
実物に近く感じたのはGALAXY S4だが、HTC J Oneも色がシッカリ出ている。
一方で、国内メーカー2機種は、やや白っぽく、マニュアルでの撮影が必要なシーンもあるかもしれない。 また、オートでの撮影機能は、今後のチューニングに期待したい。
以下、各機種の写真を選択すると、オリジナルのJPEGファイルを開く。
左:URBANO(2.7MB)、右:HTC J One HTL22(940KB)
左:AQUOS PHONE ZETA SH-06E(2.04MB)、右:GALAXY S4 SC-06E(1.57MB)
イベント開始直前のgooスマホ部(場慣れしていてリラックスムードなお二人)
- KDDI 2013夏モデル特集【4】URBANO L01(京セラ)
大人のための上質なスマートフォン(前編)
http://app-coming.jp/478.html
KDDI 2013夏モデル特集【5】URBANO L01(京セラ)
大人のための上質なスマートフォン(後編1)
ITmedia主催「URBANOタッチ・アンド・トライイベント
http://app-coming.jp/479.html
KDDI 2013夏モデル特集【6】URBANO L01(京セラ)
大人のための上質なスマートフォン(後編2)
ITmedia主催「URBANOタッチ・アンド・トライイベント
http://app-coming.jp/480.html
- KDDI
URBANO L01製品情報ページ
http://www.au.kddi.com/mobile/product/smartphone/l01/
プレスリリース
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2013/0520d/
SUMMER SELECTION 2013
http://www.au.kddi.com/mobile/product/selection/
- 京セラ
URBANO L01製品情報ページ
http://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/consumer/l01/
プレスリリース
http://www.kyocera.co.jp/news/2013/0504_bate.html