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KDDI 2013夏モデル特集【5】URBANO L01(京セラ):大人のための上質なスマートフォン(後編1)
( 2013-06-03 09:30:00 )

URBANO L01(京セラ)URBANO L01(京セラ)

KDDIの2013夏モデル『URBANO L01(京セラ)』特集後編は、ITmedia主催「URBANOタッチ・アンド・トライ」イベントを紹介する。

URBANO L01(京セラ)

京セラの開発者の講演するブロガーイベントは非常に珍しい機会ということで、イベント取材させて頂いたが、スペックや機能面での差が少なくなってきたAndroidスマートフォンだが、京セラらしい製品開発の技術背景を聞くことができた。

冒頭、ITmedia Mobile編集部・田中聡氏による挨拶があり、京セラ・通信機器関連事業本部マーケティング部で商品企画を担当する大西克明氏によるURBANO製品紹介がスタートした。

URBANO L01(京セラ)URBANO L01(京セラ)
左:ITmedia Mobile編集部 田中編集長、右:京セラ・商品企画担当 大西氏

まず、URBANOについて、上質感と使いやすさにこだわったauブランドのラインナップで、2008年から5モデルが市場に投入されており、京セラは昨年のシリーズ最初のスマートフォン「URBANO PROGRESSO」で初めてURBANOを手掛けた。
PROGRESSOの購入層は、30代から40代の男女で、スマートソニックレシーバー、持ちやすさ、防水防塵などが支持され、価格.comの満足度ランキングも1位を獲得している。 今回も、これら評価ポイントを踏襲し、40代を中心に受け入れられると想定しており、特にフィーチャーフォンから初めてスマートフォンに乗り換える人をターゲットとしている。

URBANO L01(京セラ) URBANO L01(京セラ)

商品の主な特長としては、デザイン面でリアルメタルの輝きや質感にこだわり、機能面では、バッテリーパフォーマンス、聞きやすいスマートソニックレシーバー、スマホ初心者でも安心のユーザビリティを挙げている。

URBANO L01(京セラ)

デザインでは、持ちやすく美しい流るようなラウンドフォルム、使い心地を究めたハードキーなどのリアルメタルの輝き、カラーバリエーションはグリーン・ホワイト・ブルー・ブラックの4色展開で、大人向けの落ち着いた色でまとめている。

URBANO L01(京セラ) URBANO L01(京セラ)

バッテリー容量は、PROGRESSの1,500mAhから大幅にアップさせて2,700mAh、ディスプレイサイズは4.0インチから4.7インチにサイズアップしつつも、重さは139gから140gに、幅は64mmから65mm、厚さは同じ10.8mmと、ほぼ同じサイズ・重量に抑えている。

バッテリーの充電方式は、同梱の卓上ホルダにより最大2.7Aの急速充電が可能で、30分の充電で約1日(容量の50%)の充電が可能だ。スマホカバーを付けたままでも充電ができる。 別途、非接触充電Qiにオプション対応する予定だ。

URBANO L01(京セラ) URBANO L01(京セラ)

音と振動で相手の声を伝えるスマートソニックレシーバーは、騒がしい場所でも相手の声がクリアに聞こえ、耳に当てる位置を来にせずに通話ができることにより、URBANO PROGRESSOおよびDIGNO Sで80%以上の高い通話音質の満足度を得ている。

URBANO L01(京セラ) URBANO L01(京セラ)

使いやすさへの取り組みとして、「エントリーホーム」による携帯に近い操作性、「でか文字」でAndroid標準の1.75倍サイズで大きく見やすいフォントを搭載している。その他、ハードキーを搭載継続しておりHOMEキーでのスリープ解除も可能で、電話帳の検索操作性の改善、分かりやすい伝言メモ再生ボタンの追加などの機能改善も行なっている。

URBANO L01(京セラ) URBANO L01(京セラ)

 

引き続き、京セラ・通信機器関連事業本部通信機器統括技術部の水田聡氏、市川創氏、渡辺光司氏が、それぞれの担当パートごとに技術説明を行った。

URBANO L01(京セラ)水田氏からバッテリーについて詳細が説明された。

「ガマンしないで思う存分スマホを使ってほしい」という考えから、大容量でも充電時間を短く、不要な消費電流を抑えることをテーマとし、高電圧・高効率のカスタム電池を低抵抗で急速充電に対応させた。 

電池の単位重量あたりバッテリー容量は30%アップして大容量化に伴う重量増加を抑制し、またバッテリーの大型化をセットの電池以外の小型化により端末の肥大化を抑制している。nanoSIM採用もセット小型化が大きな理由だろう。

充電は、30分で50%の超急速充電に対応している。充電端子は最大2.7Aの電流を流すために5ピンで、デザインにも配慮してサイドにコンパクトに配置している。

URBANO L01(京セラ) URBANO L01(京セラ)

URBANO L01(京セラ) URBANO L01(京セラ)
 

URBANO L01(京セラ)続いて市川氏より、ソフトウェアでの消費電力抑制について説明された。

「省電力ナビ」は、消費電力を抑えるモードの切り替えや起動中のアプリ管理を簡単に行うソフトウェアで、今回新たに、「インテリジェントWi-Fi」「オート通信制御」「タイマー設定」を機能追加している。

「インテリジェントWi-Fi」では、移動中に接続を試みるWi-Fiスポットへの接続を行わないよに静止時飲みに自動接続する制御を行うことで、意図しないWi-Fi接続が無く快適な通信を可能とし、不要な電力消費も抑えることができる。

「オート通信制御」は、7日以上使用されていないアプリのバックグラウンド通信を自動停止させる機能で、効率良く消費電力を抑制できる。

URBANO L01(京セラ) URBANO L01(京セラ)

 

再び水田氏が登壇し、スマートソニックレシーバーについて説明された。

音声を圧電素子による振動に変えて、パネルを振動させ、その振動と振動による音で耳に伝える仕組みだ。 ディスプレー全体が振動するため、受話のスイートスポットが広くなり耳のあてる位置を気にする必要がなくなる。 

騒音のある場所では、ディスプレイで耳を覆うようにあてることで遮蔽効果が高まり、通常の受話よりもかなり聴きやすくなる。 また、今回から「聞こえ調整」機能が追加されており、このみの音質(やわらかく、はっきりと、おさえめに)に設定することができる。 

 URBANO L01(京セラ)URBANO L01(京セラ)   

 

URBANO L01(京セラ)

最後に、渡辺氏より、エントリーホームについて説明された。

「戸惑わずに操作できるスマホ」を目指して、スマホ移行のハードルは、スマートフォンの自由度が「難しい」「不安」に繋がっていると考え、自由度を抑制し従来の携帯の概念を踏襲することで「使いやすさ」「安心」を提供することをコンセプトとして、戸惑わない画面構成と操作性への配慮したエントリーホームを開発した。

画面構成は、1画面固定のホーム画面、カテゴリーにまとめたメニュー、ガイド付きの設定画面など、携帯電話と同様とした。


不在着信や新着メールの「お知らせ表示」もホーム画面に分かりやすく表示し、「その他のお知らせ」としてAndroidスマホの通知への導線を確保し、自分の電話番号などのプロフィール情報も携帯同様に簡単に表示できるようにメニューに配置している。

URBANO L01(京セラ)URBANO L01(京セラ)


操作性は、スクロールなしで「すべてのアプリ」(カテゴリ)を表示し、タブ操作でプリセットのアプリと、ダウンロードしたアプリを切り替えた後にスクロールして目的のアプリにアクセスする遷移としている。
また、通常ホームに切り替えて使用する場合に、フォントサイズや画面ロック設定を引き継げるようにしている点は、ユーザのエントリーレベルからの成長への配慮があると言えるだろう。

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 URBANO L01(京セラ):大人のための上質なスマートフォン(後編2) に続く >>

 


 

 

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