GALAXY WORLD TOUR 2014 TOKYOレポート:世界先行発売するGALAXY Note EdgeとウェアラブルGEARシリーズで勝負するSamsung ( 2014-10-10 07:00:00 )
サムスン電子は、10月8日に『GALAXY WORLD TOUR 2014 TOKYO』を開催し、世界先行発売となるGALAXY Note Edgeを中心に、ウェアラブルデバイスのGEAR S、GEAR Circle、防水防塵耐衝撃性能を有するドコモ向けGALAXY S5 Active SC-02Gなどの最新商品ライナップの利用シーンをイメージさせるようなデモンストレーション中心に紹介しました。
既にNTTドコモからGALAXY S5 Activeが10月4日に発売され、GALAXY Note Edge・GEARシリーズも今月中旬以降に順次発売となりますが、何れもしっかりと差別化を図った特徴的なスマートデバイスをラインナップに追加しており、業績悪化の報道が続いているだけにSamsungの勝負どころ、業績向上に向けた大事な局面といえます。
冒頭、サムスン電子ジャパンのセールスチーム阿部崇氏が登壇し、サムスンのキーデバイスである有機ELディスプレイならではの曲面、『史上初のエッジスクリーン』という戦略的かつ革新的なGALAXY Note Edgeを『世界で一番初めに』日本投入するとし、日本がいかに重要な市場と考えているのかを伝えました。
アジア地区においては特に中国メーカーの台頭が著しく、コモディティ化されたスマートフォン普及機で勝負するには価格面では厳しい現状で、追う立場から追われる立場となり、それも猛追されています。
中国以外のメーカーは、低価格競争を避け、より付加価値の高い自社のイノベーションを製品に落としこんだハイエンドモデルで勝負せざるおえないわけですが、サムスンとしても、5インチ超のスマートフォンとタブレットの中間サイズであるファブレットをGALAXY Noteシリーズで創出し、他社がこぞってそのクラスに端末を投入してくる昨今、進化形のNote4ではなく『進化と革新』のEdgeを国内投入して勝負することは、マーケットリーダーとしてのポジションを死守するためにも、必然的な選択といえます。
続いて、プロダクトチームの大越一博氏が登壇し、製品の機能・特徴・ユースケースについて、説明を行いました。
2,560x(1,440+160)と拡張された「+160に無限の可能性」について、ツールなどの機能面、使い勝手、さらには動画再生時のコントロール機能や通知をEdgeスクリーンに表示させることで『メインスクリーンをフル活用』する優位性を強調。
マルチタスクやマルチウィンドウの強化によりアプリ連携が進み、NoteシリーズならではのS PEN強化により手書きレベルの向上やマウスのようなドラッグ操作など、使い勝手は確実に進化しています。
S NoteのPHOTO NOTE機能は、会議などでホワイトボードを撮影する際に便利なガイド表示と台形補正が実装され、実用性が高まりました。
カメラは、昨今のブームとなっているセルフィー(SELFIE)自撮りの強化で、370万画素・F値1.9の明るいカメラを搭載し、更に、パノラマ写真のような操作性で120度のワイド撮影も可能にしています。
HRセンサーをシャッターボタン化し、センサーから指を離すとシャッターが切れるという発想は意外でしたが、手ブレを抑えるためにも実用性が高そうです。
音は、ハイレゾ対応のほか、K2HDコーディングによりCDを越える音域を再現する機能が特徴的です。更に、ボイスレコーダーで8方向の音声を認識して、不要な方向の音を切ることもできるようになり、S5までのボイスレコーダーから大きく進化し、ビジネス用途での実用性が高まっています。
また、ウェアラブルガジェットのGEARシリーズ新製品のスマートウォッチGEAR Sとネックレス型ヘッドセットGEAR Circleも紹介がありました。 3Gによるモバイル通信に対応したGEAR Sは、スマートフォンを手元や近くにない状態であっても、音声着信を転送させたり、データ通信も可能となることで、実用性が大幅に向上します。
ネックレス型ヘッドセットは、その独創性ゆえにユーザに受け入れられるかは読めませんが、リング状からヘッドホン状にするとオン、リング状に戻すとオフとなる簡単な操作は、着信時にあたふたせずに済みそうです。
そのほか、ドコモから10月4日に販売がスタートした耐衝撃性を有するMIL-STD810G規格準拠のGALAXY S5 Activeを目の前で落下させたり、GALAXY Tab Sシリーズについても、ドコモ向け8.4インチとKDDI向け10.5インチのLTE対応版の簡単な紹介がありました。 Wi-Fi版も試用しましたが、やはりLTEを内蔵していないと、持ち運んで利用はしなくなり出番が減ってしまうことから、LTE対応版の登場は特にシニア層やビジネスでのニーズに応える商品として、受け入れられそうです。
充実した新商品ラインナップに自信をみせるサムスン電子ジャパン・セールスチーム阿部崇氏
- 特集:GALAXY WORLD TOUR 2014 TOKYOレポート
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GALAXY Note Edge グローバルサイト
GALAXY Note Edge 日本向けサイト
ドコモ GALAXY Note Edge SC-01G
au GALAXY Note Edge SCL24.html
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