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NTTドコモ2013春モデル新製品・新サービス発表会特集:下り最大112.5Mbps(LTE Category 4)対応モバイルWi-FiルータHW-02E(ファーウェイ製) by @shimajiro
( 2013-01-30 01:30:00 )

NTTドコモ2013春モデル新製品・新サービス発表会

NTTドコモ2013年春モデル新商品・新サービス発表会特集第1弾は、下り最大112.5Mbps(LTE Category 4)対応モバイルWi-FiルータHW-02E(ファーウェイ製)について、モバイルルーター製品に精通しているシマジロウ氏の記事をお届けする。
 

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NTTドコモが開催した2013年春モデル発表会で、モバイルWi-Fiルータ『HW-02E』のタッチ&トライを行ってきたのでレポートする。

NTTドコモ2013春モデル新製品・新サービス発表会 HW-02E
2013年春モデル端末として発表されたHW-02E
 

ドコモ初となる下り最大112.5Mbps(LTE Category 4)対応製品

HW-02Eの最大の売りは、LTE Category 4への対応により対応エリア内で下り最大112.5Mbpsでの通信が可能となっている点。

Xiの下り最大112.5Mbpsの対応は、HW-02Eと同じくHuawei製のスマートフォン『HW-03E』の2機種に限定されており、HW-02EはモバイルWi-Fiルータとしては唯一の下り最大112.5Mpbs対応機種となっている。

Xiの下り最大100Mbpsでの実行速度は、AppComingの特集レポートで計測した通り、電波強度や利用ユーザが少ないなどの条件が整えば、理論値の上限にかなり近い速度が出る事を確認できており、さらに高速化されたLTE Category 4への対応による速度改善が期待できる。

残念ながらタッチ&トライの会場(春モデル発表会場)は、Xiの下り最大100Mbpsエリア(HW-02Eでは112.5Mpbsに対応)では無かったため、通信速度については確認する事が出来なかった。
 

電源OFF状態から僅か5秒で高速起動

HW-02Eは連続通信時間が

  • Xi:約5時間
  • 3G:約5時間
  • GSM:約4.5時間

となっており、発売済みのXi対応モバイルWi-Fiルータ『L-03E』と比較すると連続通信時間は短くなっている。

連続通信時間が短い一方で、電源OFFの状態から5秒で起動する仕様となっており、通信を利用しない際は電源をOFFにしていても、電源をONにして通信が可能になるまでの待ち時間が従来のXi対応モバイルWi-Fiルータと比べて大幅に短縮されているので「必要な時に電源を入れて利用する」という使い方がストレス無く可能になっている。

NTTドコモの2013年春モデル発表会にて展示されていたHW-02Eと、発売済みのL-03Eを電源OFFの状態から起動時間を比較してみた。

L-03Eと起動時間を比較すると、HW-02Eの起動時間が圧倒的に早い事が理解できる。
  

本体カラーバリエーションはBlue White・Chocolateの3色展開

HW-02EはXi対応のモバイルWi-Fiルータとしては最多となる、3色のカラーバリエーションに対応しており、パッケージも本体カラーにあわせて3色用意されているなど、カラーバリエーションに対するこだわりが感じられる。

NTTドコモ2013春モデル新製品・新サービス発表会 HW-02E
本体カラーはBlue、White、Chocolateの3色

パッケージも本体カラーにあわせたカラーとなっており、力が入っている。 

NTTドコモ2013春モデル新製品・新サービス発表会 HW-02E NTTドコモ2013春モデル新製品・新サービス発表会 HW-02E

 

設定画面はスマートフォン向けに最適化されている

非常に地味なポイントではあるが、HW-02Eの設定画面はスマートフォン向けに最適化されており、スマートフォンからの設定変更などの操作が行いやすくなっている。

NTTドコモ2013春モデル新製品・新サービス発表会 HW-02E
設定画面はスマートフォンに最適化されている

また、Xi対応のモバイルWi-Fiルータの設定画面へのアクセスは、 http://192.168.225.1/ (L-03Eの場合)など、ルーターのIPアドレスを直に入力する必要があったが、HW-02Eは
http://hw-02e.home/ で、ルータの設定画面にアクセスする事が可能になっており、従来機種と比べて設定画面の使い勝手改善や、設定画面へのアクセスが容易になっている点は、非常に地味ではあるが改善されたポイントとして評価したい。
 

 

 

各種情報を表示可能なディスプレイを搭載

 

HW-02Eは端末にディスプレイを搭載しており、SSIDやパスワードなどの情報をディスプレイに表示する事が可能になっており、初期設定やWi-Fiルータの接続時には重宝する事になりそう。

NTTドコモ2013春モデル新製品・新サービス発表会 HW-02E
本体ディスプレイ上にSSIDやパスワードを表示可能
 

 

その他のポイント

■USB接続はMac OSにも対応
HW-02EはUSB接続してのモデム利用にも対応しており、対応OSにはMac OSも含まれる。
『Mac OSも含まれる』と記載したのは、Xi対応のモバイルWi-Fiルータとしては初めてUSB接続でのモデム利用に対応したL-03Eが、現時点ではMac OSには非対応となっているためで、HW-02Eは発売時からMac OSに対応する初めてのXi対応のモバイルWi-Fiルータとなる見込み。

■docomo Wi-Fiへの自動ログインは非対応
HW-02Eは公衆無線LANへの自動接続に対応しているが、docomo Wi-Fiへの自動ログインには非対応となっており、対応エリア内でも一度ブラウザからログインの操作を行う必要がある。

NTTドコモが発売するモバイルWi-Fiルータの中で、docomo Wi-Fiの自動ログインに対応した端末はBF-01B/BF-01Dの二機種のみとなっており、先日発売されたL-03EもHW-02Eと同じく、docomo Wi-Fiエリア内での自動ログインには非対応となっている点は少々残念。
 

 

まとめ

 

LTE Category 4をいち早く試したい方、本体カラーを選びたい方にオススメだ。

HW-02Eは、ドコモの2013年春モデルの中でもLTE Category 4に対応した、数少ない端末ではあるが、L-03Eと比べると連続通信時間などは短くなっており、本体カラーの3色展開や、パッケージ(外箱)へのこだわりなどを考慮すると、どちらかと言うとライトユーザ向けの端末と言える。
 

 

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執筆: shimajiro(シマジロウ)

Twitter: @shimajiro 

ブログ: shimajiro@mobiler 
 
ケータイ&スマートフォン向けサービス企画が仕事。
 
プライベートではブログ『 shimajiro @ mobiler 』にてモバイルルーター・スマートフォン&ケータイ・各種ガジェットおよび海外旅行に関する記事を中心に執筆。コジキング、元ルータープリンスとして知られている。  

 

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