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docomo LTE Xi下り最大100Mbpsサービス:フィールドテスト特集【ツール編】スピード計測
( 2013-01-04 18:30:00 )

docomo LTE Xi下り最大100Mbpsサービス:フィールドテスト特集

11月16日にNTTドコモがサービスを開始した『docomo LTE Xi下り最大100Mbps』のフィールドテスト特集の番外編として、テストに使用したツールなどについて紹介する。
 

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本特集の冒頭『【1】はじめに 』でも簡単にお伝えしたフィールドテストに使用した各ツール類について、その利用目的や特徴などについて紹介する。

今回のフィールドテストでは、興味を持った人がスグに試す事ができるように、Latency(ping応答速度)・下り・上り速度の計測の為に使用するスマートフォン用無料アプリとして、RBB Today SPEED TESTおよびSpeedtest.netを使用した。

他にも類似するツールはいくつもあるが、計測に使用するサーバが日本国内にあり、安定した計測結果が得られ、Android端末およびiPhoneでの利用が可能で、ダウンロード数が多いとなると、この2ツールが代表的なアプリといえるため、選定している。
異なるツールでの計測結果比較は、計測結果に影響するサーバ・ネットワーク環境や、計測結果のアルゴリズムが異なることで、意味がないため、共通化することが必須だ。
今回は実施していないが、この2ツールは、PCからWebインターフェイスによる計測にも対応しており、USBテザリングとその他との比較実施の際にも有効だ。

それぞれのツールの特徴は、以下の通りだ。
 

 

RBB Today SPEED TEST

RBB TODAY SPEED TESTRBB Today SPEED TEST は、2012年5月にAndroid版アプリをリリースし、その後7月にiPhone版をリリースと、まだ1年も経っていない通信スピード計測ツールだが、ダウンロード数がAndroid版で50,000~100,000と、この手のツールとしては人気のアプリと言える。

良い点としては、計測結果がポップアップ表示され、すぐにTwitterやFacebookなどでシェアすることが可能こと、そして、混雑時に待ち人数が表示されるが、他の人のテストにより結果が大きく異ることが無いようにという配慮に好感が持てる。 また、このツールを利用した直近のスピード上位ランキングが表示できるため、今回のXi100Mbps計測ツアーの際に、テスト結果が上位に表示される度に自己満足度が高まった。
国内企業(株式会社イード)のツールということで、ユーザの声から改修・改善されることも期待できる。

マイナス面としては、 計測ログや後から画像出力できないため、スクリーンショットを計測時に自分で撮る必要があること、共有する際にテキスト情報が無く、画像での結果表示ができないこと、連続して計測する際にポップアップを閉じる必要があり、計測時に条件取得ができていない場合は条件確認画面を開く必要があること(手動での条件入力は可能だが必須ではない)などの手間が挙げられる。 また、計測結果が不安定な事も多く(以前は理論値以上の結果が出ることもあった)、妥当性を疑う場合には、他のツールとの比較・併用・切り替えをしたほうが良い。
 
 

Speedtest.net

Speedtest.netSpeedtest.net は、2006年創業のOOKLA社(米国・シアトル)が提供するスピード計測ツールとしての定番で、10,000,000 - 50,000,000とダントツのダウンロード数を誇る。2010年にはこの手のツールとしてデファクトスタンダードとしてのポジションを確立していたと記憶している。

使い勝手も良く、起動直後に表示される「BEGIN TEST」ボタン1つで自動的に最寄りの計測サーバを探しに行き、ping、ダウンロード、アップロードのスピードを計測する。
結果画面下部には、計測中のダウンロード・アップロード速度計測の波形が表示されるので、回線の安定度を確認する目安にもなる点は高く評価できる。

「TOOLS」タブを開くと、テスト対象サーバの変更、計測結果単位の変更(kbps・Mbps・kB/s)、計測結果一覧の並び順設定(日付・降順・昇順)が可能だ。

「RESULT」タブを開くと、過去の計測結果が一覧で表示される。任意の結果を選択して上部のメールアイコンを選択すると共有が可能で、簡易の結果画像も生成してくれるため、結果スクリーンショットの撮り漏れた際でもビジュアル化可能だ。(計測中の波形は再現されることは無い。)

一覧表示右上にあるツールアイコンを選択するとCSVへの出力メニューが下部に表示される。全計測結果(ダウンロード、アップロード、ping、ネットワーク種別、サーバ、IPアドレス、位置情報)をファイルで取得できる点は非常に価値が高く、RBB Todayなど他のツールでも実装して欲しい機能だ。

但し、このCSVの結果と計測時に表示される結果あるいは一覧の結果数字が異なるという現象がある。

結果一覧とCSVの結果比較

Date Download Upload Latency
CSV 画像 差分 CSV 画像 CSV 画像 結果画像 差分
2012/12/5  11:38 91671 92.45 99% 9211 13.68 67% 102 117 87%
2012/12/5  11:38 77294 75.48 102% 23009 22.47 102% 109 109 100%
2012/12/5  11:38 94670 89.52 106% 14008 8.99 156% 117 102 115%
2012/12/5  11:37 57463 89.11 64% 9858 18.34 54% 106 111 95%
2012/12/5  11:37 83920 65.98 127% 11342 9.34 121% 102 107 95%
2012/12/5  11:37 89013 86.93 102% 8387 8.19 102% 100 100 100%
2012/12/5  11:37 67568 81.95 82% 9568 11.08 86% 107 102 105%
2012/12/5  11:37 91249 56.12 163% 18783 9.63 195% 111 106 105%
2012/12/5  11:36 63774 72.34 88% 12845 13.30 97% 108 110 98%

Speedtest.net RESULTS一覧

現在、OOKLA社にメールで問い合わせをしているが、結果が異なる理由と、その意見については、知っておきたいところだ。
※本記事執筆までに回答があることを期待していたが、まだ回答を得られていないため、分かり次第に本記事に追記する。

また、最近でこそホストが変更されて安定しているようだが、TOKYOサーバが不安定な事が過去には多く、最近でも沖縄・那覇サーバが不安定で使用できない状況があり、安定稼働しているかというと必ずしもそうとは言えない現状があるため、ping応答などを含めたスピード計測結果を評価しながら、RBB TODAYとの併用をすることを推奨する。
 

 

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Xi100Mbps測定ポイント 


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