モトローラ製MOTOROLA RAZR M SoftBank 201Mのタッチ&トライイベント、勝手に訪問レポート(後編) ( 2012-10-23 11:30:00 )
10月18日にITmedia主催で開催されたMOTOROLA RAZR M SoftBank 201Mのタッチ&トライイベントレポートの後編です。
- イベント告知ページ
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1210/09/news009.html
- レポート前編
http://app-coming.jp/297.html
SoftBank 4(GAXGP)の高速ネットワーク with MOTOROLA RAZR M 201M
KDDIから今年3月1日に発売されたIS12M MOTOROL RAZR(http://www.au.kddi.com/seihin/ichiran/smartphone/is12m/)から半年が経過していますが、秋冬モデルのラインアップで、唯一モトローラ製を販売するのがソフトバンクモバイルです。
モトローラのファン層からすると、より多くのキャリアから多彩なモデルをと期待されるところではありますが、製品単体として見ると、今回はAXGP対応の高速モバイルネットワークに対応している点で、コア層の購買動機を高める最大のポイントではないかと考えています。
実際のところ、SoftBank4G対応スマートフォンは、現在ファーウェイ製のSTREAM 201HWのみです。モバイルルータ製品は複数機種が発売されていますが、絶対ユーザ数はAXGPのインフラを圧迫するには程遠いと考えられるため、docomo LTE Xiが大規模なユーザを抱えて高速性を失いつつある現状として、非常に価値のある選択肢の1つと言えます。
実際にRBB TodayやSpeedtest.netによる速度測定を行なったところ、理論値上限に近い下り70Mbpsを叩きだす事もあり、それを特異値としても、下り30Mbps程度はコンスタントに結果を出していることから、Webブラウジングやメール、Twitter・FacebookなどのSNSを利用している際にストレスを感じる事は非常に少ないと思われます。
上り速度もコンスタントに理論値上限の10Mbps近い数値が出ており、SNSでの写真アップロードやDropbox・Evernoteなどのクラウドサービス利用においても、快適に利用できることを体感しています。
残念なポイントとしては、SoftBankらしい、つまり以前からではありますが、動画などのサービスを利用する際に規制がされているようで、YouTubeなどがスムーズに再生できないという点が上げられます。
空いているとはいえ、限りある帯域なので、ある程度の規制は止む終えずとなりますが、途切れることなくスムーズに再生できることが期待されます。(AXGPのインフラだけではなく、上位のレイヤーへの負荷も考えると、規制が緩和されることは無いかもしれませんが。)
カメラなどの性能も向上したMOTOROLA RAZR M 201M
スペックの単純比較には、あまり価値がありませんが、IS12M RAZRから着実な進化として、
- CPU : OMAP4430 1.2GHz、デュアルコア→ MSM8690 1.5GHzデュアルコア
- バッテリー容量 : 1,780mAh → 1,940mAh
- 連続通話 : 約580分→ 950分
- サイズ : W69×H131×D7.1mm → W61×H123×D8.3(最厚部10.9)mm
厚さは増加したもののバッテリー容量のアップをしつつ全体にコンパクト化 - モトローラ初の『おサイフケータイ』対応
スペックとして進化がなかった点は、
- ディスプレイ : 4.3インチ SUPER AMOLED Advanced QHD 960x540
- カメラ : リア800万画素
※フロントカメラは30万画素となり130万画素からかなりのスペックダウンです
カメラが残念なのか?と思ったのですが、実際に撮影して比較をしてみると、
一見、iPhone5がキレイに見えますが、実際の色と全く異なり、持ち上げすぎており、実際に最も近かったのがRAZR M、続いてOptimus itでした。(SH-10Dは・・・AQUOS PHONEのカメラは冬モデルからかなり良くなっているので、コメントは差し控えます。)
更に、HDR(High Dynamic Range)合成に対応しました。 自前のIS12Mを持参していなかったので、モトローラの方々に聞いたところ、『IS12Mでも、、、』と確認してもらいましたが、 アップデート後もまだHDRには対応していません。
つまり、今回からHDRに対応したということになりますが、HDRの良さは、明るいところと暗い所が混在するシーンの撮影の際に、従来見えにくくなってしまっていたパートを適正露出で補正して合成してくれる機能で、実際に目でみている状態に近づけてくれます。
建物外観などで影があるパート、室内のやや暗い場所から窓の向こうにある明るい場所を見るようなシーン、夜のネオン看板のある建物など、生活シーンにおいて効果を確認することができると思います。
昨年までは、Android端末に標準実装しているケースは少なく、カメラアプリをダウンロードすれば利用できる場合があるという状況でしたが、iPhoneが以前より実装していることから、追随するようにHDR搭載が標準になりつつあります。
お手元のスマホのカメラを確認して、HDR撮影を試してみると、意外に、以前では上手く撮影できていなかったシーンで、良い写真が撮れることもあるので、オススメです。
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今回の進化もかなり満足度が高く、SoftBank4Gの高速通信を試すだけでも、十分に価値がある1台に仕上がったと感じたRAZR Mでした。
発売日が待ち遠しいです!
- モトローラ・モビリティ・ジャパン/RAZR M製品紹介ページ
http://www.motorola.com/Consumers/JP-JA/Consumer-Products-and-Services/Mobile-Phones/MOTOROLA-RAZR-M-JP-JA#anchor
- モトローラ・モビリティ・ジャパン/RAZR Mマイクロサイト
http://www.razr-m.jp/
- ソフトバンクモバイル/RAZR M製品紹介ページ
http://mb.softbank.jp/mb/smartphone/product/201m/