【Android Bazaar and Conference 2011 Summer特集 No.3】カンファレンス:シャープ株式会社、河野謙三氏(株式会社エミライ)、石川雅之氏(よこはま地産地消とれたて倶楽部) ( 2011-07-24 23:00:00 )
招待講演およびバザールを中心に会場内を渡り歩いていたので、全16トラックものカンファレンスは殆どみる事ができませんでした。 多くのセッションがバザール展示の延長ということもあり、一般カンファレンスは3件ほどの簡単なご紹介となります。
メーカー/サービサートラック(14号館 B101)
シャープ株式会社
国内トップメーカーの シャープ は、Android端末への取り組みや端末の販売だけではなく、デベロッパーとの関わりや日本Androidの会などにも積極的にコミットしており、この夏モデルも最も多くのAndroidフォンをリリースしています。 そんな シャープ の最近の取り組みについて プレゼンが行われたようですが、参加したタイミングでは既に後半でした。
日本Androidの会・勉強会等への参加、アプリ開発テクニカルセッションやハッカソンといった地道な活動を継続しています。
日本スマートフォンセキュリティフォーラムへの参加(自社の経験の活用、議論された内容を反映しての開発、法人レベルのセキュリティ要件対応など)、今後の シャープ が目指す方向性(アプリを作る人・使う人に快適な環境を提供、個々にあった用途提案)、そしてQAによって締めくくられましたが、 シャープ というトップメーカーだけに、Android端末においても、アジア、そして世界における シャープ というポジションでという期待が寄せられたQAでした。
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一般ショートセッション(8号館 411)
河野謙三(株式会社エミライ)、石川雅之(よこはま地産地消とれたて倶楽部)
数ある講演の中でも少し変わった一般ショートセッションにも参加してみました。
河野謙三氏(株式会社エミライ)は、タブレット端末の市場やその未来について、市場予測データを交えてわかりやすく説明してくれました。
(左:タブレット市場はiPadが90%以上を占めているがAndroidが追い上げていくと河野氏、右:講演が終わって少しホッとしたような表情を見せる河野氏)
『食とスマートフォン』に関わるテーマを追いかけている石川氏は、『よこはま地産地消とれたて倶楽部』なるあらたな取り組みについて説明。アプリはまだ完成していないが、Googleマップを活用して、横浜のどこで、誰が、何をどのくらい作っているのかを掌握したり、それらを横浜で流通させ、消費することなどに活用される事を目指すと。
生産者の立場として、少量すぎたり、基準に満たないことで農協に買い取ってもらえない農産物をいかに流通させ収益を確保するかということは、農産物流通の大きな課題であり、それらが解消され、収益が高まる事で生産者は設備投資や品質向上に取り組みやすくなります。
エリアのレストランや個人宅などへの直販が実現すれば、無駄な物流経路でのCO2を排出することもなく、消費者には鮮度の高いおいしい料理や食材として提供され、かつ生産者の顔が見えるるというWin-Win+Eco+安全・安心が実現できそうです。
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【Android Bazaar and Conference 2011 Summer特集】
- 基調講演『頑張れ日本、頑張れAndroid!!』
- 招待講演:山下哲也氏(NTTドコモ)・伊藤直也氏(グリー)・村上憲郎氏(慶応義塾大学大学院特別招聘教授)
- カンファレンス:シャープ株式会社、河野謙三氏(株式会社エミライ)、石川雅之氏(よこはま地産地消とれたて倶楽部)
- バザール:コミュニティブース1(日本Androidの会 千葉支部・横浜支部・横浜ビジネス支部・神戸支部・テスト部・福祉部)
- バザール:コミュニティブース2(日本コロナの会・大阪電気通信大学 高見研究室・工学院大学 金丸研究室・よちよちAndroidサンデープログラミングの会・世界文鳥会議 Android支部・第一回NINJA会議実行委員会・久川真吾氏)
- バザール:コミュニティブース3(日本Androidの会 横浜支部ロボット部・神戸支部ロボ部・mbed部・PCでAndroid部・TechBooster)
- バザール:東北・震災関連ブース
- バザール:企業ブース
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http://www.android-group.jp/abc2011s/
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