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ドコモ2013夏モデル新商品・新サービス発表会特集【2】Xperia A SO-04E(ソニーモバイルコミュニケーションズ)
( 2013-05-19 06:00:00 )

ドコモ2013夏モデル新商品・新サービス発表会 

NTTドコモ2013夏モデル新商品・ソニーモバイルコミュニケーションズ製『Xperia A SO-04E』を紹介する。

Xpera A SO-04E

NTTドコモが新商品11機種の中で『ドコモのツートップ』としてこのXperia A SO-04EとGALAXY S4だけを特別な商品として、他機種と異なるプロモーションや価格設定を行うことを発表した。

Xpera A SO-04E

ドコモのツートップ=2機種だけが、展示会場で造作された看板が用意されており、明らかに力の入れ方が違う事が伝わってきた。

Xperiaシリーズは、ドコモのAndroidスマートフォンブームの火付け役とも言える Xperia SO-01B の成功があってこそであり、その後も、人気機種としてのポジションを継続してきたので、ツートップという絞り込みで選ばれて当然の実績と言えるだろう。

Xpera A SO-04E

Xperia A SO-04E は、大人気の2013春モデルのXperia Z SO-02EをベースにNOTTVを追加した機種だが両機種を比較すると、ディスプレイはフルHD・5インチがHD・4.6インチに、フロントカメラ(サブカメラ)は220万画素が31万画素にと、スペックダウンによる普及機としての位置づけになりそうだ。

Xperia Zよりも良い点としては、ディスプレイを小さくしたことで幅が71mmから67mmに、高さ139mmから131mmにコンパクトになった事、メモリのROMが16GBから32GBに増量されている事、夏にはAndroid4.2へのバージョンアップが明示されている事が挙げられる。

ツートップの対抗機種GALAXY S4に対するスペックの主な優位性としては、IPX5/8の防水3とIP5Xの防塵および赤外線通信の2点だ。これからの梅雨時、不意のゲリラ豪雨、夏のビーチ・プールサイド、キッチンまわりでの利用など、防水端末が欲しいというニーズに応えるなら、Xperia Aを選択することになるだろう。 CPUスペックが2013モデル最高のGALAXY S4に対して、最低のXperia Aという点も、スペック優先の人以外は気にならないレベルの十分な仕上がりだ。

また、他の2013夏モデルと比較すると、CPUはAPQ8064T 1.7GHzクアッドコア以上に対しAPQ8064 1.5GHzクアッドコアと1世代前、Wi-Fiは最新のacドラフト版に非対応などが気になるが、大量に販売するという狙いからすると、ターゲットとなる一般的なユーザにおいては、気づかないレベルの軽微な違いであり、代わりに価格面では安く変える「特別価格」が設定されている価値の方が高いだろう。

機種 価格 月々サポート 月サポ含む実質価格
機種変更 新規 MNP 機種変更 新規 MNP
Xperia A SO-04E 78,120円 2,205円 3,045円 3,255円 25,200円 5,040円 0円


機種変更で2,205円/月、新規契約で3,045円の月々サポートは非常に手厚い割引施策であり、ツートップ以外の機種との差が大きい点も含めて、間違いなく売れ筋機種になるはずだ。

Xpera A SO-04E

外観に関しては、背面にガラス素材を採用したフラットで7.9mmの薄型ボディに対して、幅4mm・高さ8mmのコンパクト化と、厚さ10.5mmと2.6mm厚くなったもののラウンドフォルムとなったことで持ちやすさは向上していると感じた。

Xpera A SO-04E 

Xpera A SO-04E
Xperiaシリーズでは珍しいMintカラーも登場

Xpera A SO-04E
高強度のガラス繊維強化ナイロン樹脂によるコアフレーム構造
 

サイドのデザインはZと同様にアルミ素材を使用することで高い質感が好印象で、カラーバリエーションもZでは標準的なBlack・WhiteにPurpleという構成が、AではBlack・WhiteにPinkとXperiaシリーズでは珍しくMint色まで用意されている。

Xpera A SO-04EXpera A SO-04E
Xpera A SO-04EXpera A SO-04E

機能面では、NOTTVが追加されたほか、カメラ機能が強化され、スリープモードからカメラキーを長押しすることでクイック起動&撮影が可能になり(世界のスマホでXperiaだけの機能)、動作設定は「起動と同時に撮影(静止画または動画)」「起動のみ(静止画または動画)」「設定OFF」の5つから選択できる。

従来通り、Walkmanアプリや外部機器との接続・連携機能も充実しており 、NFC搭載のOne-touch sharing対応聞きとのデータ共有、ネットワークレコーダー&メディアストレージnasne(ナスネ)に録画されたテレビ番組のXperia Aへのワイヤレス転送、Xperia内のコンテンツをテレビやスピーカーに転送可能なDLNAや映像出力のMHLも利用できる。

Xpera A SO-04E
Xpera A SO-04E

以上、Xperia Aの概要となるが、『最高のスペックを求める人』ではなく、おそらく2年に1度程度の買い換えをするユーザに対して、ソニーらしい仕上がり、価格といったバリューが高い満足度を与えてくれる商品に位置づけられるはずだ。 

2年前のXperia acroやコンパクトなXperia rayからの機種変更は当然ながら、完成度の低かったAndroidスマートフォンからの乗り換えを検討する人全般に、また、初めてのスマートフォンをこの夏にはという方にもオススメできるバリューがあるだろう。

店頭POPでもドコモがプッシュしていることが明確に伝わり、購入を迷っているひとの背中を押す『ドコモのツートップ』戦略に乗ってみるのも悪くない。
 

スペック一覧

  • 製品名 : Xperia A SO-04E
  • メーカー : ソニーモバイルコミュニケーションズ
  • サイズ : 高さ 131mm × 幅 67mm × 厚さ 10.5mm
  • 発売日 : 2013年5月17日
  • 重さ : 141g
  • 連続待受時間 : 3G:420時間/LTE:390時間/GSM:360時間
  • 連続通話時間 : 3G:630分/GSM:570分
  • 実使用時間 : 約 51.2時間 ★1
  • 充電時間 : 160分
  • バッテリー容量 : 2300mAh
  • ディスプレイ : 4.6インチ HD(1280×720)TFT液晶
  • Xi : 受信100Mbps/送信37.5Mbps (800/1500/2100MHz)
  • FOMAハイスピード : 受信14Mbps/送信5.7Mbps
  • OS : Android 4.1.2 ※2013年8月~9月に4.2にバージョンアップ予定
  • メモリ : ROM 32GB・RAM 2GB
  • CPU : APQ8064 1.5GHz クアッドコア
  • カメラ : "アウト:裏面照射型CMOS Exmor RS for mobile 1310万画素
  • イン:CMOS 31万画素"
  • 無線LAN : IEEE802.11a、b、g、n
  • おサイフケータイ : ◯
  • NOTTV : ◯
  • ワンセグ : ◯
  • 赤外線通信 : ◯
  • NFC : ◯ Type A/B方式決済サービス対応
  • Bluetooth : 4.0
  • 防水・防塵 : ◯ 防水 IPX5/IPX8・防塵 IP5X
  • おくだけ充電Qi : ー
  • カラーバリエーション : White・Black・Pink・Mint

★1  一般に想定されるスマートフォンの利用(Web閲覧などを約40分、メールや電話を約20分、ゲームや動画、音楽を約15分、その他(アラームなど)を約5分の1日あたり計約80分間の利用)があった場合の電池の持ち時間(NTTドコモ調べ)

Xpera A SO-04E

Xpera A SO-04E
左がXperia A、右が海外の2013モデルXperia SP

 

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