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au発表会 2014 Spring特集【3】VoLTEに向けた3Gに落ちないネットワーク構築
( 2014-01-24 10:00:00 )

au発表会 2014 Spring

KDDIは、au発表会 2014 Springを1月22日に開催し、スマートフォン4機種およびタブレット1機種の全5機種を発表した。 

本稿では、「ファブレット2機種を含む5機種追加でAndorid全12機種の充実したラインナップ」、「携帯会社の違いとして5つの強みをあらためてアピール」に続き、田中社長の囲み取材での質疑応答についてレポートする。
 

au発表会 2014 Spring 速いが広い800MHzのLTE
早期にVoLTEを開始させる理由・モチベーションから?

VoLTEに向けた3Gに落ちないネットワーク構築を

囲み取材での田中社長の質問応答で気になるポイントは、主に以下の3点だった。
 

LTEエリア化とVoLTEの開始時期については、VoLTEのためにも3Gに落ちないネットワークにする必要がある。実人口カバー率の0.1%の違いは体感できるはず。

3Gの音声通話からVoLTEによる音声通話へと時代は変化する方向に向かっているが、KDDIは、ドコモ・SoftBankグループのW-CDMAとは異なり、CDMA2000陣営としての厳しさという背景から、他社よりもVoLTEを早期に導入するモチベーションやメリットがあるはずだ。

CDMA2000では、音声通話とデータ通信が同時にできないことやグローバルにおける本流とはならなかった点などが根本にあり、ビジネス面では音声通話による収益(音声ARPU)も減少傾向にあるなかで、3Gへの投資は厳しく、一方で、LTEデータ通信の高速化のために3Gで利用している帯域をLTEにマイグレーションしていく必要もある。

恐らく、最も高いのはKDDIであり、来夏モデルからのサービスインやVoLTE対応端末の登場が予想される。

VoLTEが開始すれば、現行のLTEプランよりも通話料が安くなるのではないか?という光固定網での050電話料金と同様にという声も聞かれるが、各社でばらつきはあるものの、音声ARPUが減少しているなかでモバイルデータ系設備投資は年々増加しており(光インフラにおけるの光の両端設備をマイグレーションする事とは状況が異なる)、かつ、通話品質の確保を考慮しないVoIP系の無料通話などとの単純比較もあまり意味がないであろうと想定すると、仮にKDDIが先陣を切ってVoLTEをスタートさせたとしても、廉価な通話料金を打ち出してくるとは予想しがたい。

また、ドコモは大幅かつ急速に音声ARPUを下げているがKDDIは徐々に僅かながら下げていることから、安く提供するメリットは少ないだろう。(両社の2013年第二四半期・2014年第二四半期の音声ARPUを確認すると、ドコモが1,810→1,430まで減っているが、KDDIは 2,030→1,920と下げが少ない。但し、金額は割引を含めるかどうかなどの条件が異なる可能性があり単純比較はできない。)

何れにしても携帯各社は、3GからLTEへのマイグレーションの完了(3Gの停波)までは、最低限の周波数帯域確保と保守運用は継続する必要があり、一方で、総務省から3.5GHz帯の周波数割当を確保して、2015年~2016年にはLTE-Advanced用帯域での8x8MIMOによるギガビットレベル(1Gbps)の高速データ通信インフラ整備のために、データARPU・サービスARPUを向上が必要だろう。
 

 


 

来年度中の発売をするとした第3のOS「Firefox」搭載端末について、ドコモのTAIZENはスタンスが違う(単に第3のOSではない)と思う。Firefoxは、ギーク層に向けてということもあり、他社差別化も含め「変なことやります」。

第3のOS(あるいは新規開発が停止しているであろうフィーチャーフォンOSを含めると第4のOS)については、各事業者の思惑は異なるはずだが、、Apple iOSとGoogle Androidのみという現状において、少なからずリスクを感じているはずだ。

記者からの質問で、ドコモがTAIZEN OSは時期尚早として延期したことに対比して、Firefox OS端末の採用を2014年度に行う意向を発表した事への回答として、KDDIとしては、ギーク層に向けてという表現もあったが、リスク抑制の選択肢としての位置づけも少なからずあるだろう。

また、ドコモの延期について、KDDI田中社長が言及しているが、スマホ用のOS以外での用途という点も、今後の新たなOS採用において、重要なポイントとなるかもしれない。

また、Windows Phone OSについても、法人やアーリーアダプターを中心とする待望論は消えることが無いが、グローバルで見ると、現状は日本国内を撤退したNokiaがほぼ全てというハイシェアとなっている。 但し、Microsoftによる買収手続きが完了すれば、日本マイクロソフトから人気のNokia Lumiaシリーズの供給を受けるという可能性があり、更にHTCなどからの供給にも期待が高まる。

いずれにしても、iOS製品とAndroid製品で各社の販売比率は異なるが、急激な変化はなく、スモールスタートで様子を見るということになるだろう。
 

 


 

タブレットは、2台目需要でデータシェア割で徐々に売れてきている。ファブレットは音声契約のみ(1台目需要をターゲットとしている)だが、データ契約やデータシェア割のような施策については、様子を見て料金プランなどを検討する。

ファブレットは初期市場ということもあり、1台目需要の大型化が5インチクラスなのかファブレットまで大型化するのか、2台目需要としてのファブレットかタブレットという選択になるのか、しばらく国内市場の動向を見極める必要があるだろう。

1台目需要であれば音声プランでの契約が必須となるが、2台目需要であれば、データプランでの契約のほうが月額費用が割安になるため、「選べる自由」を早期に用意して欲しいところだ。

仮に1台目需要での音声契約で押すということであれば、Xperia Z Ultra向けにau +1 collectionのオプションとして発売するSmart Bluetooth Hndset SBH52.htmlのような子機として使えるようなデバイスを標準付属品とはできなくとも、先着でプレゼントするモニターキャンペーンを実施するぐらいのチャレンジに期待したい。
 
au発表会 2014 Spring Sony Smart Bluetooth Handset SBH52au発表会 2014 Spring Sony Smart Bluetooth Handset SBH52
ファブレットで小顔効果?子機としてSmart Bluetooth Handset SBH52?どっち?
 

曲がってる!LG G Flex LGL23(LG Electronics) >>
※1月24日17時以降に掲載予定

 


 

au発表会 2014 Spring特集

 

【1】ファブレット2機種を含む5機種追加でAndorid全12機種の充実したラインナップ
 http://app-coming.jp/641.html
 

【2】「携帯会社の違い」として5つの強みをあらためてアピール
 http://app-coming.jp/642.html
 

【3】VoLTEに向けた3Gに落ちないネットワーク構築
 http://app-coming.jp/643.html
 

【4】曲がってる!LG G Flex LGL23(LG Electronics)
 http://app-coming.jp/644.html

【5】薄くてデカくて持ちやすい!Xperia Z Ultra SOL24(ソニーモバイルコミュニケーションズ)
 http://app-coming.jp/645.html
 

【6】115g・63mm幅とコンパクトなのに4.5インチ!AQUOS PHONE SERIE mini SHL24(シャープ)
 
http://app-coming.jp/646.html ※1月25日以降に掲載予定
 

【7】シニア向けのシンプルUIでターゲット層を拡大!URBANO L02(京セラ)
 http://app-coming.jp/647.html  ※1月25日以降に掲載予定
 

【8】全面ほぼディスプレイな7インチタブ!AQUOS PAD SHT22(シャープ)

http://app-coming.jp/648.html ※1月25日以降に掲載予定
 

 


au発表会2014 Spring関連URL

 

 

 

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